内容説明
疎外論・物象化論にマルクスの未来社会構想の核心を見る!マルクスの理論を貫く「生活者の思想」を読み取り、「生活の生産」の視点からマルクスの人間解放思想の根幹を読み解く。「マルクス・レーニン主義(=スターリン主義)」にも論及する。
目次
序章 生活者の思想―哲学の生存論的転回
第1章 マルクスの生活者の思想―「生活の生産」の視点から
第2章 生活者の生活活動における意識活動と観念
第3章 資本主義批判としての疎外・物象化論
第4章 マルクスの物質代謝論―生活と環境へのアプローチ
第5章 マルクスのアソシエーション論の射程
著者等紹介
岩佐茂[イワサシゲル]
1946年北海道生まれ。1971年北海道大学大学院文学研究科博士課程中途退学。北海道大学文学部助手、北見工業大学講師・助教授、一橋大学社会学部助教授・教授、社会学研究科教授を経て、2010年退職。一橋大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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