内容説明
貨幣・資本にもとづく所有の世界と各個人が形成する個体性の世界との対立を止揚し、所有の世界における人格変容からの解放を成し遂げるというマルクスの未来社会構想の真髄を描く。マルクス“労働の経済学”の到達点!
目次
序論 所有形態論という課題
第1章 本源的所有形態論
第2章 私的所有形態論
第3章 資本主義的私的所有と無所有
第4章 “自由な個体性”論
第5章 所有の経済学と労働の経済学
著者等紹介
渡辺憲正[ワタナベノリマサ]
1948年生まれ。関東学院大学名誉教授。一橋大学大学院社会学研究科博士課程単位修得退学。専門はマルクス研究、社会思想史、イデオロギー論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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