パレスチナ (特別増補版)

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パレスチナ (特別増補版)

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  • サイズ B5判/ページ数 285p/高さ 26cm
  • 商品コード 9784910962009
  • NDC分類 319.285
  • Cコード C0095

内容説明

ジョー・サッコは1991‐92年にかけてイスラエルの占領地であるヨルダン川西岸地区やガザ地区で2か月間を過ごした。折しもパレスチナ人のあいだから自然に起きたといわれる第1次インティファーダ(民衆蜂起)の時である。紛争の最前線で彼は、拷問を受けたパレスチナ人から観光気分のイスラエル人まで、さまざまなインタビューをこころみる。「イスラエル人の友だちはいる?」「なぜあなたはスカーフをかぶっているの?」「なぜ君は抵抗組織に加わったのか」そしてパレスチナ人から堰をきったように語られる苛酷な事実をリポートしていく。「治安上の理由」で収入源のオリーヴの木を切られた農民。「非合法組織の一員」だと疑われ、「おだやかな圧力」のもと3週間にわたって拷問され、ついに釈放された男。イスラエルの兵隊に2人の息子を射たれ、何の治療も受けられないまま見殺しにされた難民キャンプの母親…パレスチナの現実を「正確に、かつやさしく」白日のもとに晒したとして国際的な評価を受けた本書。その刊行から10年経ち、著者のサッコ自身が当時つけていた日記やメモを引用しながら、マンガに込めた思いや取材方法を赤裸々に綴った30頁分を増補。新たに特別版としてお贈りする。

目次

第1章(カイロ;行きあう人びと;故郷;目撃者の目;キドロン・ヴァリー)
第2章(タクシー;公傷と私傷(ナブルスで)
ドクター、続けて
ヘブロン
「思い出させて」)
第3章(千のことば;バケツ;1日だけの兄弟;サブローはどこ?)
第4章(アンサール3;おだやかな圧力 その1;パレスチナ人のジョーク ほか)
第5章(シマラ;シカゴ;特ダネを得る ほか)
第6章(難民ランド;部屋のなかで;法律 ほか)
第7章(ジャバリア;男たち その1;男たち その2 ほか)
第8章(巡礼)
第9章(別の視点;テルアヴィヴ;幸運な再会 ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

たまきら

42
原著は2001年出版。パレスチナの状況は(もうこれ以上酷くなることはないだろう)という私たちの思いを、毎度毎度悪い意味で裏切り続けてきた。私はいじめの、人種差別の醜さ・理不尽さを体験から、親から、学校から、経験から学んできた。それなのに世界規模で分断や憎しみが広がり続けているのに、世界がそのことに無関心だと気づいてしまった。同じ思いを抱えている人たちに共感しつつ、無力さをかみしめる日々が辛い。今日も虐殺は続いていて、世界はそれを傍観しているかのようだ。2025/01/13

なま

6
★4.4 著者は1991-1992年にかけイスラエル占領地であるヨルダン川西岸地区やガザ地区で2ヶ月過ごす。それはパレスチナ人から自然に起きた第一次インティファーダ(民衆蜂起)の時期。本書は紛争の最前線でパレスチナ人やイスラエル人のインタビューを試み、パレスチナの現実を「正確に、かつやさしく」白日の元に晒したとして96年に全米図書館賞を受賞。日常の出来事、食生活、町の風景等が詳細に描かれている。著者本人が現地の男たちと歩きまわる街の様子がリアル。パレスチナを知る漫画。2024/10/11

tellme0112

6
じっくり解説のようなところから読んだ。なぜこの本を予約したのか思い出した。自分を突き放したような、パレスチナとの距離感。絵はタイプではなかったが、じっくり見ていくと味わい深い、人間味ある絵に見えてくる。かわいすぎもせず、醜すぎることもない。息づかいが聞こえてきそうだ。この頃からこうだったし、そもそもイスラエル建国からこうだったのだと2024/04/10

Melody_Nelson

5
文字は多いし、何より内容(というかパレスチナの描写)が悲惨で、漫画なのに読むのに意外に時間がかかった。絵のタッチは好みじゃないし、著者の気持ちの部分も正直いって不愉快なところはあったが、この作品で少しでも「パレスチナ側に立った見方」を提示したのは功績なのかな。現在の紛争の前から、イスラエルは恐怖と暴力によってパレスチナを制圧し、対抗すべくハマスが誕生、そして一般市民の犠牲は増え続ける。パレスチナ難民キャンプは、かつてのゲットーのように感じた(ゲットー以上に過酷なのかも)。ハーケンクロイツからダビデの星へ…2024/03/17

おかつ

2
パレスチナ潜入レポート。洗練された日本の漫画ではなかなか見かけない独特のタッチとコマ割りが、荒々しくも臨場感ある現場を伝えてくれる。パレスチナ市民の目には、イスラエルの支配は横暴でアナーキーにしか映らない。この問題の根深さを思い知らされる、生々しい作品であった。2024/12/18

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