出版社内容情報
安達 茉莉子[アダチ マリコ]
著・文・その他
目次
(私の)「生活改善運動」とは―はじめに
新しいことが起こるとしたら―新生活編
本棚は生活必需品?―本棚編
食べることは生きること?―食事編
魂の一番外側―服にまつわるロスト&ファウンド編
砕けた欠片、小さな旅、楽園―生活“回復”運動編
幸せなほうを選んでいく―おわりに
著者等紹介
安達茉莉子[アダチマリコ]
作家、文筆家。大分県日田市出身。東京外国語大学英語専攻卒業、サセックス大学開発学研究所開発学修士課程修了。政府機関での勤務、限界集落での生活、留学など様々な組織や場所での経験を経て、言葉と絵による作品発表・エッセイ執筆を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
レモングラス
110
ハッとして本棚を新しくしようと思いました。P76より。「本棚の運用方針が決まった。この棚には、自分にとって旬な本や、置いておきたくなるもの、いまの自分を反映した本だけを置く。読んで、棚に置いておかなくて良いかなと思った本は、手放すか、アーカイブ用の本棚に入れる。いつまた必要になるかわからないのが、本だから」。安達茉莉子さんの本は初めて読みました。生活を少しずつでも変えていけば、生活は大きく変わる。いつしか自分がまるで違う流れ、違う軌道に運ばれる。「実は好きじゃない」を放置しない。幸せに感じる感覚を信じる。2023/08/17
シナモン
91
「これでいいや」で選ばないこと。 「実は好きじゃない」を放置しないこと。忘れないでおこう。2024/11/27
はっせー
62
生活について考えたい人におすすめしたい本になっている!生活改善運動。この本を読む前までは知らなかった単語。考え方としては食や着るものについて自分の幸せを軸に選び生活を変えることを指すらしい。言われてみれば私もなんとなくで選んでしまったりしているものも多い。なぜなら選択すること自体にめんどうさを感じてしまうときがあるからである。この選択するという行為を幸せという軸で行う。大変な行為だけど大事なこと。本書を一言で親切さと丁寧さを深める生活であろう。新年度の前に読めて良かった!2024/03/31
konoha
54
安達さんの文章は等身大で好き。家具、料理、服と自分の手を動かすことで好きなものを作り、生活を変えていく。誰でもできそうなことだけど、なかなかできない。でも少しずつ居心地良くすることはできるかなと思わせてくれる。群馬のギャラリーへの旅の話が面白かった。本の引用が多いのもうれしい。日々のちょっとした変化をエッセイにまとめられるのは、やはり安達さんがとてもセンスが良いからだと思う。理想の生活の実現に手を貸してくれる友人がいるのも心強そう。忙しい時にはダウンしてまた新たに生まれ変わるところも共感できる。2023/08/13
Roko
34
外の世界でのストレスから逃れるために戻ってくる自分の空間なのに、そこが幸せな気持ちになれる場所でなかったら、ストレスは溜まるばかりなのね。それに気づけなかったのは、ちゃんと見ていなかったからなのね。自分の空間のことも、自分自身のことも。 「生活改善運動」とは、自分の幸せのためにすることなのね。そうか、そういう気持ちでいろんなものを見つめていくと、今まで気づけなかったことが見えてくる。2023/04/13