著者等紹介
井上奈奈[イノウエナナ]
作家。16歳のとき単身でアメリカへ留学し、美術を学ぶ。武蔵野美術大学卒業。国内外での個展やアートフェアにて作品発表を続ける。2018年、絵本『くままでのおさらい』特装版(ビーナイス)がドイツ・ライプツィヒにて開催された「世界で最も美しい本コンクール」にて銀賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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ふう
26
巻末の、イリオモテヤマネコからおんなのこへの手紙。テーマはここに尽くされているのかな。ウラオモテヤマネコの恋心は結局自分自身を世の中にいたたまらせなくなってしまう結果をもたらした、のかな? うーん。2024/03/20
Midori Matsuoka
9
表紙のウラオモテヤマネコさんが気になって手に取る。写真だとわかりにくいですが、おなかの部分は穴あきの仕掛けになっていて、とても丁寧なつくりの本。 裏の世界と表の世界を旅するウラオモテヤマネコ。口ぐせは「まぁ裏の世界から見れば 裏が表で表は裏なのだけれど」 瞳の美しい少女に見せてあげた美しい裏の世界。 全てのページが美しく、どこか物悲しい。かわいらしい雰囲気だけどお話はなかなかに深い。 ウラオモテヤマネコのおなかの暗いところへ入り込むように、色々と考えながら読むとまた違った感想が持てそう。2023/09/15
憩
2
推し絵本作家さんを見つけた。金色と掛け合わせる色のセンスが素敵。「まぁ裏の世界から見れば 裏が表で表は裏なのだけれど」というウラオモテヤマネコの口癖。綺麗な裏の世界に人を招きすぎて、表の世界が綺麗になる。秘境が観光地になった時の悲観を訴えている気がした。得ると失うは対のもの。子供と一緒に語り合いたいニッチな世界観を持っている。2023/03/13
寝子
2
新装版もたいへんきれいな絵本でした。2023/02/05
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