内容説明
権威主義とポピュリズムが台頭し、民主主義が揺らぐ世界の中で、日本は今後も安定した民主主義を保持し、質的向上をはかっていけるのか?日本の民主主義に関心を寄せるすべての人のための、第一線の識者による徹底討論。
目次
第1章 日本の民主主義の現状(日本の民主主義の評価すべき点;日本の民主主義の課題、問題;日本の民主主義をより機能させるために)
第2章 統治機構(日本の統治機構の現状;新型コロナウイルス対応に見る地方分権;政党制と選挙制度改革;日本の民主主義が示す教訓)
第3章 市民社会、多様性、メディア(日本の市民社会組織の歴史と現在;日本社会における多様性と民主主義;日本メディアの安定性と独立性)
終章 議論のまとめ(日本の民主主義のあり方について;日本の民主主義の変貌;日本の民主主義の課題;最後に―民主主義の質のさらなる向上に向けて)
著者等紹介
竹中治堅[タケナカハルカタ]
政策研究大学院大学教授。比較政治学および日本政治を専門とし、首相の指導力の変化、日本の議会制度のあり方、戦前の日本における民主化を分析する。東京大学法学部卒業、スタンフォード大学大学院政治学研究科博士課程修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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