内容説明
式の導出にいっさい手を抜かないと評判の著者が贈る理工数学シリーズ第4弾。この一冊で、量子力学がいかに建設されたかが分かる。エルミート行列、固有値問題などの概念はすべて行列力学から始まったのである。豊富な演習問題を解く過程で、難攻不落と呼ばれる量子力学への理解が進む。
目次
第1章 量子の波動性―神の方程式
第2章 原子の構造と電子軌道
第3章 電子の運動 古典論から量子論へ
第4章 行列力学の夜明け
第5章 行列力学の建設
第6章 行列力学の成功 調和振動子の行列力学
第7章 固有値問題
第8章 水素原子への挑戦 ハイゼンベルクの挫折
著者等紹介
村上雅人[ムラカミマサト]
理工数学研究所所長、工学博士。情報・システム研究機構監事。2012年より2021年まで芝浦工業大学学長。2021年より岩手県DXアドバイザー。現在、日本数学検定協会評議員、日本工学アカデミー理事。技術同友会会員、日本技術者連盟会長
飯田和昌[イイダカズマサ]
日本大学生産工学部電気電子工学科教授、博士(工学)。1996年‐1999年TDK株式会社。2014年‐2022年名古屋大学大学院工学研究科准教授
小林忍[コバヤシシノブ]
理工数学研究所主任研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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