出版社内容情報
勉強ってなんの役に立つの? 親子のリアルを描き出してきた著者が現代の「学び手」たちと交わした対話と思考の全記録。
内容説明
勉強って何の役に立つの?最前線の学び手たちと交わした思考と対話の全記録!
目次
第1章 何のために勉強するのか―千葉雅也
第2章 リズムに共振する学校―矢野利裕
第3章 家庭の学びは「観察」から―古賀及子
第4章 世界が変わって見える授業を―井本陽久
第5章 「言葉」が生まれる教室―甲斐利恵子
第6章 からだが作り変えられる学び―平倉圭
第7章 子どもの心からアプローチする―尾久守侑
著者等紹介
鳥羽和久[トバカズヒサ]
1976年福岡生まれ。専門は日本文学・精神分析。大学院在学中に中学生40名を集めて学習塾を開業。現在は、株式会社寺子屋ネット福岡代表取締役として、学習塾「唐人町寺子屋」塾長、単位制高校「航空高校唐人町」校長、及び「オルタナティブスクールTERA」代表を務め、小中高生150名余の学習指導に携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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- 評価
本屋のカガヤの本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
りんだりん
15
自分自身が子育ての現場で感じる葛藤や反省を言語化してくれる。正解がある世界ではないのだろうけども心構えや考え方において参考になる点がたくさんあり、まさしくこの本を通じて「学ぶ」ことができたように思う。しかし、それを実践してこその「学び」だとも思うのでこれからこの本がいかに自分の役に立ったかを自分で証明していきたい。★42024/10/30
てら
10
鳥羽氏の考えとはあまり合わないようで、すっきりしない箇所もあった(上手く言語化できない)。基礎的な学力があってこその最近の児童生徒主体の学習であるという点には同意。しかし、あまりにも既存の受験的知識に「学力」という言葉を近づけすぎている気がした。本書の中に出てきた「勉強をなぜしなくてはいけないか」の話題の答えとして、子どもはただ勉強つまらないって言いたいだけ、というのは目から鱗。あと、大人が語る言葉に身体性が伴っていないというのも同意。2025/03/20
art_mr
6
鳥羽さんと7人の対談集。古賀さんとの対談があって面白かった。古賀さんの日記をまた読んで、メタ視点を意識出来たらいいな。アクティブ・ラーニングよりも暗記や量など土台の知識が重要、言われてみれば当たり前の話、とあり、勉強については漠然とではなく、色々自分で情報を仕入れないとダメだな、と小1になる長男のことが頭をかすめつつの読了。2025/04/07
sucksuckhello
4
鳥羽和久の本は、親と子どもを縛る社会の規範を炙り出し、容赦なくそして優しく解きほぐしていくもので、何かと過剰に責任を負おうとしたり、そうでなければ逃げてしまったりと色々極端にふれてしまう自分には本当に救いになる(BTSのファンブックですらそうだ)。そんな彼が千葉雅也、矢野利裕等の文筆家・教育化たちと対話している一冊なので買わないわけにはいかなかった。対談相手はもちろん著作を通じて共感を覚えている相手なのだが、それぞれの生き様・教育観の微妙な差異から、鳥羽和久自身が学び・変容していくところが面白い。2024/11/28
Mayumi O
2
それぞれの方との対談の中で、学びについての考え方(実践方法も)が豊富にあることに、どこかホッとする。学ぼうと思う。2025/02/16
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