内容説明
太平洋戦争の末期、大隅半島の鹿屋市に海軍は「神風特攻隊」の出撃基地をつくった。ここから最も多くの特攻機が出撃したのだ。茂樹は鹿屋市で生まれた。祖父をはじめ親戚やさまざまな市民が、当時の出来事を折にふれて語るのを耳にして育った。当時と今日とではおよそ八十年の差がある。もはやすべては遠い過去になった。茂樹もそれを忘れかけていた。しかし今日の時勢が啓蟄期の春雷のようにそれを呼び起こした。これは小説だが、地元で暮らしていた人々の眼差しで実際の出来事を描いた『ドキュメンタリードラマ』である。
著者等紹介
郷原茂樹[ゴウハラシゲキ]
1943年8月、大隅半島に生まれる。現在は鹿児島市と鹿屋市に居住し、創作活動を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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