内容説明
川嶋みどりコレクション第3弾。語り、問い続けてきた看護。ロングセラー書に関連論考を追加した決定版登場!
目次
第一章 看護ナラティブの蓄積と技術化への道(心に残った場面・人・実践を語る意味;患者とともに創る看護ナラティブ―経験を流さず注意深く洞察する;ナラティブを介護に生かそう)
第二章 生活行動援助の価値づけを(看護の真価の進化;ナイチンゲールの看護観を臨床に活かす;豊かな食事を介護で―食べる環境を整えよう;ポピュラーな看護技術を再考する―私の考える清潔ケア)
第三章 看護のアイデンティティとは何か(危険信号が点滅するなかでの思い;看護主導の病院文化―安楽性を;優れた実践活動を可能にする条件とは;看護が、“変質”する前に考えておくべきこと―看護技術と心電図との相関)
第四章 これからの看護(人間が人間をケアすることの意味と価値―補完代替医療における看護の可能性;チーム医療における看護の主体性;看護教育のなかに統合医療の思想を)
第五章 あとがきにかえて(生きてきた道)
著者等紹介
川嶋みどり[カワシマミドリ]
1931年、韓国の京城(現・ソウル)にて生まれる。看護師。1951年、日本赤十字女子専門学校(日本赤十字看護大学の前身)卒業、日本赤十字社中央病院(現・日本赤十字社医療センター)に勤務。現在、健和会臨床看護学研究所所長、日本赤十字看護大学名誉教授。一般社団法人日本て・あーて(TE・ARTE)推進協会代表理事。1995年若月賞、2007年フローレンス・ナイチンゲール記章、2015年山上の光賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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