内容説明
いかに機械は機械らしく、人は人らしいか―。AIと人の対比から見えてくるこれからの学びとは。大学生に実施した思考実験に基づくAI時代の教育論。
目次
第1章 AIと学習システム(プログラム;ニューラルネットワーク ほか)
第2章 AIと人の特徴の概要(チューリングテスト;チューリングテストの実験 ほか)
第3章 具体的なAIと人の違い(あいさつ;夏至 ほか)
第4章 AI時代の学習方法(関連付ける;疑問を持つ ほか)
著者等紹介
赤堀侃司[アカホリカンジ]
東京工業大学大学院修了後、静岡県高等学校教諭、東京学芸大学講師・助教授、東京工業大学助教授・教授、白鴎大学教授・教育学部長を経て、現在、(一社)ICT CONNECT 21会長、(一社)日本教育情報化振興会名誉会長、東京工業大学名誉教授、工学博士など。専門は、教育工学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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gokuri
4
AIの仕組みからはじまり、具体的な問いにたいするAIと人間の回答を比較しつつ、人間への教育における重要な視点をいくつも挙げていく。学習する、、教育する側からの方法として、人間の前提知識、前提の把握などAIにはまだ到達されていない部分が重要な要素となっていることがわかる。(関連付け、共感、疑問、など) 先生がこんな課題を生徒にあたえたら、生徒たちは目の色がかわるかもしれない、教育学者としての教育者への思いが伝わる。2022/08/04
Go Extreme
1
AIと学習システム: プログラム 流れず コンピュータと仕事 ニューラルネットワーク 文字認識 強化学習 ネットワーク処理の仕組み 教材への応用 AIと人の特徴の概要: チューリングテスト チューリングテストの実験 正答率と推定年齢の結果 正答率の分布 推定年齢の分析 相関関係 自由記述の概要 具体的なAIと人の違い: あいさつ 夏至 首都 足し算 大きさ 味噌汁 交通 海水 道路 AI時代の学習方法: 関連付ける 疑問を持つ 共感する デザインする やってみる メタ認知を促す 見方・考え方を身につける2022/04/26