内容説明
両親にさよならを言えなかったユダヤ人孤児たちの証言集。フランスで長く読み継がれる17の物語。
目次
対談
ラザール
アンドレ
ポール
マドレーヌ
マドレーヌの弟ジョゼフ
サミュエル
ポレット
ポレットの夫シャルル
ミリアム
対談に触れて…クロディーヌ・ヴェグ
モーリス
ラファエル
ソーニャ
ジャン
エレーヌ
エレーヌの妹ルイーズ
コレット
ロベール
著者等紹介
ヴェグ,クロディーヌ[ヴェグ,クロディーヌ] [Vegh,Claudine]
出生地と生年月日は未詳。児童精神医学者。1930年代前半、東欧系ユダヤ人としてフランスで生まれる。1940年から始まったドイツ軍占領中、フランス南西部サン=ジロンで里親にかくまわれている時に、迫害によって父親を失う。精神医学の学位取得のために執筆した学位論文の一部を『私はさよならを言わなかった』(Je ne lui ai pas dit au revoir)と改題し、1979年にガリマール社から刊行する。ユダヤ人被収容者の子供たちとの対談を収めたこの著作は、第二次世界大戦中のフランスで、反ユダヤ主義の迫害を被り、孤児となった子供たちの証言集として読み継がれており、現在までに英語、ドイツ語、イタリア語に翻訳されている。著者はこの著作を除いて、際立った著述活動を行っていない
矢野卓[ヤノタク]
1975年千葉県出身。トゥールーズ=ル=ミライユ大学(現ジャン・ジョレス大学)文学部第二課程修了、ナント大学文学部第三課程修了。博士(文学)。専攻は比較文学とフランス20世紀文学、国語教育。フランス語通訳として、2012年からモーリタニア・イスラム共和国に赴任した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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