感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぐうぐう
33
なんとも心地の良い一冊だ。東芝EMIで宣伝マンとして忌野清志郎と関わった高橋康浩が清志郎との日々を振り返るのだが、高橋が入社するのが『COVERS』騒動のあとだと言うのだから大変だ。当時の騒動は俺自身もよく覚えていて、発売中止の際の「素晴らしすぎて発売出来ません」という新聞広告も記憶にしっかりと刻まれている。さらに勢いを増した清志郎は、より過激なザ・タイマーズを結成する。苦々しい感情や、残念に感じる気持ちを正直に綴る高橋の、けれど読んでいてまったく嫌にならないのは、(つづく)2025/06/30
ponnnakano
2
RCサクセションの宣伝マンが語る清志郎というので大いに興味を持って読んだ。語り口調なので読みにくかったけど、とてもよかった。でも1冊じゃ全然足りない。自分は、東芝EMIの「素晴らしすぎて発売できません」にものすごく腹が立ったし、夜のヒットスタジオをリアルタイムで見て「FM東京」に喝采を送っていたので、担当宣伝マンがあまりよく思っていなかったのは意外だったけど、話を聞いてみるとそれもわかる。「MARVY」も「Baby a Go Go」も好きだったが、長らく聞いてなかったので久しぶりに聞き返してみたくなった。2025/07/21