出版社内容情報
この春、妃嬪となった翠蘭は、後宮内で甲冑姿の髭面の幽鬼を目撃する。幽鬼の唯一の目撃者として、皇帝・義宗からその正体を突き止めること命じられるが……。型破りな山育ちの男装妃とキレ者の美形皇帝による “男女逆転!?”中華後宮ファンタジー第2弾!!
内容説明
この春、後宮入りした張翠蘭は、お洒落や化粧より剣を振り回すことが好きな男装の妃嬪だ。ある日、翠蘭と宦官の雪英が御花園で探しものをしていると、突然甲冑姿の男に斬りつけられた。とっさに皇帝・高義宗より賜ったばかりの剣を抜いて応戦する翠蘭だったが、男は霧となって消え失せてしまう。男の姿を目撃した翠蘭は、義宗帝より「男の正体を突き止めよ」と命じられた。さらに女性の幽鬼が現れたとの噂も流れ、後宮は混乱に陥るが…。山育ちの男装妃とキレ者の美形皇帝による男女逆転!?中華後宮ファンタジー第二弾!
著者等紹介
佐々木禎子[ササキテイコ]
北海道札幌市生まれ。1992年、雑誌『JUNE』にてデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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よっち
29
この春、妃嬪となった翠蘭は後宮内で甲冑姿の髭面の幽鬼を目撃。幽鬼の唯一の目撃者として、皇帝・義宗からその正体を突き止めること命じられる第二弾。高義宗より賜ったばかりの神剣を抜いて応戦するものの、霧となって消えてしまった謎の幽鬼。さらに女性の幽鬼も現れたという噂も流れる展開で、相変わらずどこか掴みどころのない義宗と、占いで告げられた翠蘭との関係性が今後どう影響してくるのか、また現段階ではそんな素振りはなさそうですが二人の関係性もこれから変わるのか、皇后側の動きはあるのか、いろいろ気になるところではあります。2022/09/05
よっしー
21
シリーズ2作目。久しぶりに読んだからなのか、設定が全然思い返せ無くて…そのまま読了したという感じになってしまいました。翠蘭と皇帝の距離が近くなったようで、過去に皇帝が告げられたという運命の言葉を考えると、相反する結果になりかねないのでしょうか。続編もあるようなので、気長に読んでいこうと思います。2024/06/18
チロ子
17
2作目。すごい....次からこの2人はどうなるんだろ?色々と新しいことも判明して予想がつかない😳✨!!2022/10/18
はなりん
15
シリーズ2巻。剣術や鍛錬が取り柄の翠蘭。前回の幽鬼事件を解決した報償として帝から賜った剣が不思議な力を持ち、またしても後宮で起こる幽鬼事件を解決に導く。帝の不思議な雰囲気も翠蘭の真っ直ぐな心で、段々と素の部分が現れてきて、今後の2人の関係がどうなって行くのか楽しみ。人相見の言葉も気になる。2024/07/14
TAMA
10
読メに書きにきて初めて2作目だったことに気が付く。前のをさっぱり思い出さないまま読んだので読みにくい本だとおもってた。人物の肉付けがあったのを覚えてなかったなら当たり前か。イラストも好きなタイプ。お話もそうして見ればテーマある。できれば、前の話をあらすじでちょっとでいいから出してくれると助かる2023/02/16