内容説明
中央集権化の前夜、なお輝きの残る地方を往来する“文人”たちとその軌跡―埋もれた文人「八木立礼」・実学重視の漢詩人「広瀬旭荘」。諸ジャンルの“文人”たちの交流による文化伝播と創造の現場を探る―「処女塚」や「経房遺書」をめぐる文学と歴史、そして文人たち。
目次
1 処女塚の碑―歌書の上に軍書覆ひぬ処女塚
2 八木立礼伝補遺―“幕末文人”考
3 摂津吹田と旭荘―広瀬旭荘『日間瑣事備忘』より
4 賀茂季鷹の享年問題
5 安徳天皇摂津国能勢潜幸譚
6 せちに思ふ心―萩原広道の歌論
7 “補説”幕末・文人・文人往来
著者等紹介
山崎勝昭[ヤマザキカツアキ]
1942年4月大阪市港区生まれ。2003年3月大阪府立豊中高校国語科教員退職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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