シェルフ・ライフ―カイロで革新的な書店を愛し育て、苦悩した記録

個数:
電子版価格
¥2,970
  • 電子版あり

シェルフ・ライフ―カイロで革新的な書店を愛し育て、苦悩した記録

  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2025年06月11日 11時31分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 46判/ページ数 400p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784910428321
  • NDC分類 024.42
  • Cコード C0098

出版社内容情報

今から約20 年前、ナディアが姉とともにちいさな書店 Diwanをはじめたとき 、その後の彼女らの成功をだれが予期したでしょうか。男性優位のエジプトで、女性が書店を開くということは、想像を絶するような困難が待ち受けていました。しかしDiwanは8つの支店をもつ、エジプトを代表する独立系書店チェーンへと成長します。原書の『Shelf Life:Chronicles of a Cairo Bookseller』は世界11カ国語に翻訳されています。

内容説明

書店チェーン「ディーワーン」の喜びと悲しみ、怒りと希望―。一冊分ずつ、世界を変えていく。男性優位のエジプトで彼女は闘う。したたかに、懸命に―

目次

プロローグ
第1章 カフェ
第2章 エジプト・エッセンシャルズ
第3章 料理
第4章 ビジネスとマネジメント
第5章 妊娠と子育て
第6章 古典
第7章 アート&デザイン
第8章 自己啓発
エピローグ

著者等紹介

ワーセフ,ナディア[ワーセフ,ナディア] [Wassef,Nadia]
2002年に共同で設立されたエジプト初のモダンな書店ディーワーンの創業者の一人。ロンドン大学バークベック校でのクリエイティブ・ライティングの修士号(2017年)、ロンドン大学東洋アフリカ研究学院での社会人類学の修士号(2000年)、カイロ・アメリカ大学での英文学・比較文学の修士号(1996年)の三つをもつ。ディーワーンを共同で設立する以前は、「女性器切除対策プロジェクトチーム」や「女性と記憶フォーラム」で調査やアドボカシー活動に従事していた。2014年から2016年に『中東版フォーブス』の中東で最もパワフルな女性200人に選ばれたほか、『タイム』、『モノクル』、『ビジネス・マンスリー』などの雑誌でも取り上げられている。2022年のウーマン・オブ・ザ・イヤー賞(UNICEF&Look! Magazine)の“Woman for Women”部門を受賞

後藤絵美[ゴトウエミ]
東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所助教。2003年から2年間、平和中島財団奨学生としてエジプトに留学。カイロ・アメリカ大学ジェンダー・女性学研究所に所属した。現在は近現代のイスラーム思想・文化の多様性や変化について研究している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

buchipanda3

104
カイロにある独立系書店の創設者によるエッセイ。海外の本屋さんの本として手に取ったが、書店経営の日々だけじゃなく、最近のエジプトの風潮、文化や政治も含めた社会のリアルな空気を肌で感じられる話も書籍と関連付けながら豊富に語られ面白く読めた。章の題名には実際に設けた本棚のテーマが記され、料理や妊娠など現実の社会と彼女自身のズレに苦悩した人生とリンクさせながら語られる。中でもエジプト・エッセンシャルズの章は母語と母国への回帰という意味でとても興味深かった。本の存在と人生の強い結び付きが改めて感じられ何だか嬉しい。2024/01/25

たま

63
読書メーターのご感想に教えられて読んだ。2000年頃カイロに書店ディーワーン(英語の本もアラビア語の本もある)を開いた女性の回想。ディーワーンは有名書店だったようで、表紙の写真からも雰囲気の良さが伺える。こういう書店がそれまでなかったと言うのがすごい!※1。ここを開店し運営するための苦労の数々-非常識な客、客と従業員の万引き、官憲その他の妨害。エジプト社会の複雑さ、人間関係の彼我の違いに唸らされた。裕福な家庭(父はイスラム教徒母はコプト教徒)に生まれ英語仏語の教育を受けた著者は今はロンドン在住のようだ。2024/02/09

Nobuko Hashimoto

19
エジプトの首都カイロで書店を立ち上げ、最盛期には10店舗にまで拡大した女性の回想録。著者ら女性3人で設立した書店ディーワーンは、それまでのエジプトの書店のイメージをまったく覆すものだった。本書は成功物語としての語りよりも、男性中心社会で女性が理想の場所をつくろうとするときに向き合わざるを得ない、さまざまな葛藤をたどる。関西ウーマン信子先生のおすすめの一冊で取り上げました。https://www.kansai-woman.net/Review.php?id=2025612025/01/27

Inzaghico (Etsuko Oshita)

8
2002年、著者は姉と友人と共に、カイロに独立系書店「ディーワーン」を誕生させた。子どもと一緒で、書店も大きくなるにつれて外部の影響を受けて自分の意志をもち、手に負えなくなる。一個の人格(?)をもった書店は愛おしいが、枷、軛でもあった。 著者の父親はイスラム教徒、母親はキリスト教徒(コプト教)、使用人を数人抱えて、姉と著者はインターナショナルスクールに通う。その後、著者はロンドンで暮らす。こういう環境で育った経営者が、下層階級の従業員とどう折り合いをつけるのか(つけないのか)というのも読みどころだ。2024/02/02

アヴォカド

8
全くノーチェックだったのだけれど、本屋さんの棚で気になって手に取った。そういう出会いを作ってくれるのが、リアル本屋さんのいいところだよね、やっぱり。エジプト・カイロで、女性が、モダンな本屋さんを作り経営する。もちろん知らないことがたくさんで面白いのだけれど、どこもそうなのねーと思うところもあり。うまくいったことも、失敗して苦悩したことも少なくないだろうけれど、そうだよ、次はもっとうまく失敗しよう、と思えたらいい。2024/01/10

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/21438054
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品