出版社内容情報
今から約20 年前、ナディアが姉とともにちいさな書店 Diwanをはじめたとき 、その後の彼女らの成功をだれが予期したでしょうか。男性優位のエジプトで、女性が書店を開くということは、想像を絶するような困難が待ち受けていました。しかしDiwanは8つの支店をもつ、エジプトを代表する独立系書店チェーンへと成長します。原書の『Shelf Life:Chronicles of a Cairo Bookseller』は世界11カ国語に翻訳されています。
内容説明
書店チェーン「ディーワーン」の喜びと悲しみ、怒りと希望―。一冊分ずつ、世界を変えていく。男性優位のエジプトで彼女は闘う。したたかに、懸命に―
目次
プロローグ
第1章 カフェ
第2章 エジプト・エッセンシャルズ
第3章 料理
第4章 ビジネスとマネジメント
第5章 妊娠と子育て
第6章 古典
第7章 アート&デザイン
第8章 自己啓発
エピローグ
著者等紹介
ワーセフ,ナディア[ワーセフ,ナディア] [Wassef,Nadia]
2002年に共同で設立されたエジプト初のモダンな書店ディーワーンの創業者の一人。ロンドン大学バークベック校でのクリエイティブ・ライティングの修士号(2017年)、ロンドン大学東洋アフリカ研究学院での社会人類学の修士号(2000年)、カイロ・アメリカ大学での英文学・比較文学の修士号(1996年)の三つをもつ。ディーワーンを共同で設立する以前は、「女性器切除対策プロジェクトチーム」や「女性と記憶フォーラム」で調査やアドボカシー活動に従事していた。2014年から2016年に『中東版フォーブス』の中東で最もパワフルな女性200人に選ばれたほか、『タイム』、『モノクル』、『ビジネス・マンスリー』などの雑誌でも取り上げられている。2022年のウーマン・オブ・ザ・イヤー賞(UNICEF&Look! Magazine)の“Woman for Women”部門を受賞
後藤絵美[ゴトウエミ]
東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所助教。2003年から2年間、平和中島財団奨学生としてエジプトに留学。カイロ・アメリカ大学ジェンダー・女性学研究所に所属した。現在は近現代のイスラーム思想・文化の多様性や変化について研究している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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buchipanda3
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