出版社内容情報
「究極、自分だけには嫌われたくないー。」
ルッキズム、誹謗中傷、毒親、人間関係…
上手に生きていくにはこの世は障害が多すぎる。
それでもー…
生きにくいこの世の中を必死に生きるすべてての人に贈る、
ふっと心が軽くなる一冊。
オムニバス形式で、全4話収録!
容姿コンプレックスを抱えメイクにこだわりを持つ少女、タカエ。
人間関係コンプレックスから劣等感を持つ真面目なOL、紗理奈。
八方美人で、うまく生きていると思っている新卒会社員、吉井。
厳しい親を持ち、本当の自分をまだ知らない高校生、毬子。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
くろねこ文学
5
自分の中の、良くも悪くも「すなおな思い」をいろんな形で肯定して生きてゆくお話。外向けの自分じゃないホントの自分のままで良いんだって割りきれてない人は、いろんな意味で刺さるんじゃないかと思う。4編のオムニバスだけど、登場人物につながりがあって、最後なるほどーってなった。個人的には八方美人の吉井くんが後々精神病みそうで心配。みんな見えないとこで悩んでる。自分にやさしく出来るのは究極は自分しかないんだなと改めて自覚。逆に、そういう見方から他人にもっとやさしい目を持とうと思った。2025/03/14
イヌヌモー
2
めちゃ面白かったー。短編集だけどもっと読みたくなった。自己肯定感をテーマに等身大に前向きになれる話ばかりで良かった。2025/03/26