内容説明
トランプが掲げる「MAGA」は19世紀アメリカへの回帰だった―。トランプ政権とBRICSは反・グローバル化を標榜しながら世界の多極化を推進している―地政学理論の視座を用いて多角的に分析した最新世界情勢。
目次
第一章 多極化する世界:トランプの再登場とBRICSの存在感
第二章 地政学理論から見たBRICSの拡大
第三章 トランプ大統領の新しい19世紀の外交政治思想
第四章 ロシア:新ユーラシア主義の拡張主義とBRICSの南下政策
第五章 中国:中華思想の一帯一路推進とBRICSのシルクロード拡大
第六章 インド:ヒンドゥー至上主義の非同盟主義とBRICSの不拡大圏域
第七章 その他のBRICS諸国の思惑と位置づけ
終章
著者等紹介
篠田英朗[シノダヒデアキ]
東京外国語大学大学院総合国際学研究院教授。1968年、神奈川県生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。同大大学院政治学研究科修士課程修了。ロンドン大学ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス・アンド・ポリティカル・サイエンス(LSE)博士課程修了、Ph.D.(国際関係学)を取得。広島大学准教授、ケンブリッジ大学客員研究員などを経て、2013年より現職。国際政治学、平和構築論が専門。『平和構築と法の支配―国際平和活動の理論的・機能的分析』(創文社、大佛次郎論壇賞受賞)、『「国家主権」という思想―国際立憲主義への軌跡』(勁草書房、サントリー学芸賞受賞)など、日本語・英語の著書・論文多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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