内容説明
身分社会の頂点の一つは財務省。森永卓郎は、財務省に下僕のように扱われる「植民地」で長く働いた。深田萌絵はFランクの美術短大卒業後、就職では企業に歯牙にもかけられず、非正規という最低ランクの仕事に就いた。しかし、早稲田大学政経学部卒業後は、あちこちから引っ張りだこだった。その後は身分社会の頂点の一つの外資に。見たのは人間性最低の欲望の世界。現代の身分社会のレベルの低さを頂点と底辺を極めた2人が語り合う。
目次
第1章 森永卓郎 身分社会の最底辺にいた小学校時代
第2章 深田萌絵 カーストのない仏教幼稚園とカーストが凄まじい公立小学校
第3章 森永卓郎 身分社会には特権階級がある
第4章 深田萌絵 非正規雇用という最下層
第5章 身分社会の源流の一つは学歴にある
第6章 人間失格になってもお金が欲しいですか?
第7章 非正規労働者が激増したのはなぜなのか?
第8章 上位カースト・金融業界の真実
第9章 金融業界がつくりあげようとしている歪んだ世界
第10章 どうしてメディアは身分社会問題を採り上げないのか?
第11章 なぜ政府はこの身分社会に対して何も対処しないのか?
第12章 身分社会に対して、私たちはどうやって戦っていけばいいのか?
著者等紹介
森永卓郎[モリナガタクロウ]
2003年に出版したベストセラー『年収300万円時代を生き抜く経済学 給料半減が現実化する社会で「豊かな」ライフスタイルを確立する!』(光文社)は貧困層が爆増した現在社会を予言していた。大蔵省(現在の財務省)の「植民地」で働いた経験をもとに『ザイム真理教―それは信者8000万人の巨大カルト』、現代のタブーに切り込んだ『書いてはいけない―日本経済墜落の真相』(いずれも三五館シンシャ刊)もベトセラー。2023年12月、ステージ4のがん告知を受けるが、執筆意欲はますます旺盛で、数多くの書籍を出版。ラジオ、YouTubeにも出演多数
深田萌絵[フカダモエ]
ITビジネスアナリスト。Revatron株式会社代表取締役社長。早稲田大学政治経済学部卒。学生時代にファンドで財務分析のインターン、リサーチハウスの株式アナリスト、外資投資銀行勤務の後にリーマンショックで倒産危機に見舞われた企業の民事再生業務に携わった。現在はコンピュータ設計、チップ・ソリューション、AI高速処理設計を国内の大手企業に提供している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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