内容説明
日本の政治家は、日本の国有財産、国民財産を、二束三文で外資に渡して私腹を肥やしてきた。裏金議員たちの次の標的はNTT法廃止で、NTTの財産である通信インフラを叩き売ることだ。テレビなどで、「NTTが国際競争力を取り戻すため」との報道は全て、利権の為のウソだ。本書では、政府がNTT法廃止のために使う詭弁を暴きNTT法廃止が、国民生活をいかに破壊するのか。ITビジネスアナリストの深田萌絵が端的に解説する。
目次
まえがき NTT法廃止で日本は滅ぶ
第1章 NTTを失えば日本は終わる
第2章 40兆円を私物化
第3章 政府のプロパガンダ作戦
第4章 狙いはNTT帝国
第5章 台湾バナナと腐敗国家
第6章 電話加入権を返せ
第7章 元総務大臣原口一博議員との特別対談
あとがき 未来を守るために
著者等紹介
深田萌絵[フカダモエ]
ITビジネスアナリスト。Revatron株式会社代表取締役社長。早稲田大学政治経済学部卒。学生時代にファンドで財務分析のインターン、リサーチハウスの株式アナリスト、外資投資銀行勤務の後にリーマンショックで倒産危機に見舞われた企業の民事再生業務に携わった。現在はコンピュータ設計、チップ・ソリューション、AI高速処理設計を国内の大手企業に提供している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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mazda
73
そういえば、昔電話回線を自宅に引くのに、権利代金とか言って、7万円くらい払った記憶があります。あれって、一体何だったのでしょうか?そこまで費用をかけて、ほぼ国策として整備してきた通信網を、海外に安く売り渡すというのは、愚策以外の何物でもありません。グリンピアも100分の1程度でどこぞの会社かわからないところに売り渡しているし、水も土も種もギャンブルも、なにもかも外資に売り渡す現政権こそ、国家反逆罪ではないのでしょうか?首謀者を早く実刑に処さないと、本当にこの国は終わってしまいます。必ず選挙に行きましょう!2024/04/27
読特
40
電柱、管路、防空壕にもなる洞道、そして局舎。電電公社時代に築いた資産は現在価値にして40兆円。対して時価総額は15兆円と低く収まっている。だが、株主は文句は言わない。使ったのは彼らの金ではない。施設設置負担金の名目で国民一人一人から集めたもの。1/3の株を持つ政府。利益よりも国としての通信インフラ提供の方が大事。これらの設備は競合他社も含めて安価な費用で利用できる仕組みとしている。もし、国がその株を放出したならば…。資産価値にして安過ぎる買い物。日本を支配しようとしている勢力が虎視眈々と狙っている。2024/10/13
belalugosi6997
18
出会いは「現代陰謀事典」、あれから数年「よく勉強した」と感心した。内容は「保守派あるある」、靖国に参拝しただけで国士扱い、実際には外国に日本の重要インフラを二束三文で売っ払おうとする売国奴の裏金議員萩生田光一。辻褄が合うのが、裏金問題で大問題なのが国籍条項である。知る限りパー券は日本企業・国籍所有のみというのは俎上にも上がらなかった。そして、日本に蔓延るロビーは台湾である。それも外省人である。中国から台湾を経由して貶めてられているのに気付いてない?私腹を肥やすため?恐らく後者と考えるのが妥当であろう…。2024/10/06
くものすけ
12
NTT法廃止の裏にはそんなとんでもないからくりがある事を知って驚き、郵政民営化、国鉄民営化の結果を見ればわかる通り碌な事になっていない状況は国民誰もが知っている。NTT法が廃止されると著者が言われるように国が保有していたNTTの株式(巨額の含み資産を持つ以外に、安全保障対策上外資に保有されるのは絶対に避けなければならない)が外資に叩き売られることになりそう…国会の議論では3年間凍結という話になっているが、自民党の国賊議員が簡単に諦めそうにありません!2025/03/19
aisapia
12
NTT法を廃止しようと言っているのは裏金議員たち。 この法律は固定電話のための法律だとか、研究成果の開示が義務化されている等 事実をねじ曲げて主張し、また利権で金儲けをしようとしている腐った自民党の所業である。まったくどうしちゃったんだよ日本人。 NTT法廃止で通信インフラは中国にのっとられ、携帯料金は上がり、有事には通信を切られ連絡がとれずに滅びるような未来が来ないことを願って 皆さんにこの本を読むことをおすすめしたい。2024/06/15
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