内容説明
「なぜ、朝日新聞は突然消費税推進派に転向したのか?」「なぜ、日本は賃金が上がらないのか?」「年金もiDeCoも、天下り団体にめちゃくちゃピンハネされている」「なぜ雇用保険は役に立たないのか?」「なぜ、政府は待機児童問題を本気で解決しようとしなかったのか?」お金の面から見れば、社会の裏は非常に良く見える。お金から隠された事実を発見するプロ・元国税調査官が社会のあらゆることについて、お金の面から調べ、“社会の秘密”を暴露する!
目次
第1章 維新と吉本興業の怪しい関係
第2章 ひそかに億万長者が激増
第3章 財務省、経団連、政治家…悪のトライアングル
第4章 朝日新聞は脱税常習犯
第5章 社会保険料は政治家と官僚に食い物にされている
第6章 待機児童問題が解消した恐ろしい理由
第7章 “寝たきり老人”の数が断トツの世界一
第8章 電力会社の闇
第9章 甚大なコロナワクチン被害を隠蔽
著者等紹介
大村大次郎[オオムラオオジロウ]
大阪府出身。元国税調査官。国税局で10年間、主に法人税担当調査官として勤務し、退職後、経営コンサルタント、フリーライターとなる。執筆、ラジオ出演、フジテレビ「マルサ!!」の監修など幅広く活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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KAZOO
81
最近かなりフェイクニュースが増えてきていると聞いて、この関連の分野の本を少し読み始めています。この著者は元国税調査員の方で、「維新と吉本興業の怪しい関係」とか「朝日新聞は脱税常習犯」かなり煽情的な表題で読手の好奇心をあおっている気がします。ただ中にはかなりまじめな部分があったりして、少なくともテレビのニュースショーよりはましな感じがします。2024/11/15
tomo
15
☆☆☆☆☆ 消費税、確定拠出年金、雇用保険…どれも天下り先の機関が受け皿となって、日本を回す組織が完成しているのか。子供の為でなく保育業界を守る為の、認可保育所の高い設置基準。企業の経常利益合計がここ20年間で倍増したにもかかわらず、社員の給料は変わらず。しかも社会保険料が7%→12%って…その間勿論増税もあるけど、やたらと「不景気な日本企業」を煽るマスコミ、「お金なら配りますよ」という政府、世界では、落ちぶれたかわいそうな国、という見方もあるのにね。医療費の闇など知らないことだらけ🤔2024/03/31
templecity
12
ジャニーズ問題、大阪維新関連、増税問題、医療費問題、待機児童問題等、それぞれ色んな利権が絡むものである。それぞれの利権に絡む関係者は、それらが維持・拡大するように動きまわるものである。日本は益々所得格差が拡大する一方、少子化が進む。朝日新聞が消費税増税を支持する立場となったのは、新聞が軽減税率の対象となり、朝日新聞のカラ出張の疑惑を封じ込めるため。日本は個人病院が多く公的医療機関が少ない。待機児童問題が今ハイライトされないのは、少子化で緩和された一方、既存認可の保育所の利権を確保したいため。(続きあり) 2024/11/02
まゆまゆ
12
テレビ局と日本維新の会、吉本興業との関係から経団連と財務省、保育業界、医療業界まで政官財で既得権益を必死に守ろうとしている様子を語る内容。どれも読んでて悲しくなるが、コロナワクチン接種による超過死亡の話は驚くばかり。2024/04/03
tonnura007
11
既得権益が害毒になるというのはまさにその通り。挙げられているテーマは確かに表に出ていないものが多い。 ただ、本書では著者の悪い傾向が前面に出ている。データから結論の導き方が雑。平均賃金と相対貧困率という二つの指標でもって日本は世界有数の格差社会であると結論付けるのは早計。誇張や事実誤認も多い。「iDeCoで節税額の半分が手数料にとられる」ことはないし、「日本以外の殆どの国で生活必需品の消費税は無税か相当に低い」は嘘で北欧の食料品消費税率は10%以上。著者のみならず編集者ももう少し慎重に冷静になってほしい。2024/07/19