内容説明
近年、テレビや新聞は影響力が落ちたといわれるが、それしか情報源がない「情報弱者」はミスリードされ、その結果、おかしな投票行動に走る場合もある。そして今日のアメリカのように、社会が分断されかねない。それは、興国ではなく、亡国への道である―。
目次
第1章 興国の宰相だった安倍晋三、亡国の政治家・知識人
第2章 皇室を歪めんとするのは誰か
第3章 日本の「危険な隣国」の正体
第4章 「表現の自由」「内心の自由」におけるダブル・スタンダード
第5章 今なお我が国に巣くう護憲左翼
第6章 「反日」「リベラル」という病
著者等紹介
岩田温[イワタアツシ]
政治学者。日本学術機構代表理事。1983年生まれ。早稲田大学政治経済学部政治学科在学中に、『日本人の歴史哲学』(展転社)を出版。同大学大学院政治学研究科修士課程修了。専攻は、政治哲学、政治思想。YouTube動画「岩田温チャンネル」はチャンネル登録者数16万人突破(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
tomo
14
☆☆☆ 自由民主主義があまねく世界中に広がり、世界中の人々がそれを享受しているわけでもなく、経済的に成長を果たした現在、それに背を向け全体主義に走る中国。一方ヨーロッパを中心に、自由民主主義を受け入れないイスラム系移民。もはやイスラム教徒は約20億人。子供やその先の世代、日本はどうなってしまうのか。※書き下ろしではなく、著者が雑誌に寄稿したもの中心。2023/12/01
軍縮地球市民shinshin
14
著者の岩田温氏は喀血して大病に罹ってしまい、本書刊行前は意識不明の重体であった。今は生還されてふたたび言論活動を再開している。本書は主に『will』などの保守派言論誌に寄稿した論文を集成したものだが、どの論文も岩田氏が手抜きをしないで執筆したものだとわかる。「右派の自由を奪え、左派の自由を守れ」という考えはマルクーゼの『純粋寛容批判』(せりか書房)に収録された「抑圧的寛容」という論文が根拠だそうだ。左派のダブルスタンダードは今に始まったことではない。2023/11/20
ランラン
5
保守の神髄とは何か、改めて考える機会になった。2024/02/02
しん
3
この方の本は非常に読みやすく また、深いところまで掘り下げてていてすごくためになります。 この本もとてもよかったです。 日本人としてあらためて勉強になる部分が多く、この方の考え方等を含め かなりおおすすめです。(いろんな人に読んでもらいたいと思いこんな表現をしてしまいました) 2023/12/04
sgtM_teddy
0
政治学者である保守系論客の代表である岩田先生の著書 書かれている事には「本当にそこです!」と首が折れるぐらい にうなずく事ばかり。リベラル派による日本を壊そうと している言説にうんざりしていますし、その様な動きは 排除したいと考えてもいます。リベラル派は敵でしかない と痛感させられます 「日本を日本たらしめているもの」を守るべく 自分の残された人生を使っていきたい その様に感じます。 2024/10/04