内容説明
ナミブ砂漠を照らす大きな流れ星、スリランカの森で食べたワニの味、アマゾン川のピラニアに食いちぎられた小指、パプアの森のツリーハウスから眺めた夕日―。冒険家が教えてくれる、野生の地に足を踏み入れる緊張感、うまくいかなかったときの恐怖、息をのむような美しさ。
目次
大自然のキャンプ（大自然の中で、キャンプをしてみよう；森のキャンプ ほか）
いかだ（いかだの種類いろいろ；いかだの材料 ほか）
シェルター、かくれ家、木の家（世界のいろいろな家；サバイバルのシェルター ほか）
探険に出かけよう（探険に必要なものいろいろ；道案内をしてみよう ほか）
知っていると便利なこと（いろんなものを作ってみよう；ロープの結び方いろいろ ほか）
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
chiaki
38
名もなき冒険家が世界中を旅したメモ書き、探検のアドバイスなどがおよそ200頁に渡って埋め尽くされていてもう大興奮！アマゾンの深い森の中の古い山小屋で発見されたスケッチブックから本書は作られたそうで、それだけで物凄くロマンを感じる。サバイバル生活をするにあたっての心得やコツ、いざというときの対処法(シチュエーションも様々)、自然の中のトイレ作法、木の家の作り方、砂金のとり方等々満載！私たち人間は、広い宇宙の中で自然と共に生きているという感覚を忘れてしまいがち。驕り高ぶってはいけないなぁと考えさせられました。2022/03/26
Eri
7
娘小4図書館。 まえがきの風の文章が素敵で、この本が【アマゾンの古い山小屋で発見した冒険の記録】をまとめたもの、という設定なのがさらに素敵！ フルカラーで、色鉛筆のイラストもとてもいいです。 ハイエナに足を噛まれただとか、無人島に漂流しただとか、砂漠で嵐に遭遇したとか、ピラニアに小指を持っていかれたとか、サラリとかいてある！日本では起こりそうにない冒険！ カヌーで川下りは、オットがやってましたね……2022/08/30
のんたろう
4
見知らぬ冒険家が残した記録をアマゾンで見つけそれをまとめたもの、というコンセプトで、海山川と、ありとあらゆる場所での冒険談、サバイバル術が紹介され、読んでいて楽しい。この知識を必要としている人がどれだけいるかは疑問だが、青空トイレの姿勢までイラスト入りで解説されているのには笑った。アウトドアなんて縁がないという人も、読むだけで冒険した気分になれそう。2022/05/06
ふーてー
3
アマゾンの小屋に残されていた作者不明のスケッチと文章から編集されたという本の成り立ちにわくわくする。色鉛筆のスケッチが美しく、ティーンネイジャーの子どもか友人へ向けられたらしい文章も読みやすい。ときどき挟む冒険のお話はなかなかすごい。眺めているとキャンプしたくなる。基本は若者向け冒険ガイドブックだが、応急処置の方法、キャンプの始め方、ロープワークの説明など、アウトドアにも役立つと思う。通読するというよりは、手元に置いて、気になったページをときどき眺めて楽しむ本でした。図書館ではYAの棚にあったのも納得。2022/12/04
ミロ
0
無人島に行くときは、TOKIOとこの本を持っていくことにします。2023/04/19
