内容説明
めまぐるしく変化する時代のなかで独自の食文化を形づくってきた「沖縄の料理」。人々は何を思い、何を信じ、「食」と向き合ってきたのだろうか―。沖縄に息づく文化と人の暮らし、その痕跡と今を見つめる記録。
目次
INTRODUCTION(沖縄島料理歴史と変遷;宮廷料理とおもてなし;庶民料理と医食同源思想 ほか)
INTERVIEW(琉球料理美榮;本家新垣菓子店;首里そば ほか)
FOOD TOURS(北部エリア;中部エリア;那覇・南部エリア)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たまきら
33
読み友さんの感想を読んで。そんなにページ数はないのに情報量が多く、しかもフルカラー!大満足でした。特に冒頭の歴史部分が大変勉強になりました。琉球と日本で分けた年表はとても分かりやすかったです。料理のイラストが素敵だったんですが、横にOCVBというコピーライトがついていて、何かと思ったら沖縄観光コンベンションビューローによるフリー素材なようです。早速コンテンツを見てほっこりしました。は~沖縄行きたい。2024/04/02
二人娘の父
10
私の沖縄好きの要因の一つは食にある。「食べ物が合わない」というナイチャーもいる、一定数。しかし私はまったく合う。いや言い方がおかしい。沖縄独特の食事でダメなものはない。むしろ定期的に食べたいと思う。本場のポーク玉子が食べたくて泣きたくなることもある。そんな自分にとって本書は羨望と望郷(故郷ではないが…)の念が押し寄せる写真集。たまらない。切ない。会いたい。あなた達に。2023/07/01
イボンヌ
8
写真やイラストが盛り沢山の素敵な本でした。 沢山の沖縄のお店が登場しますが、それぞれのお店の歴史他丁寧に取材された内容です。 店主の方の写真やインタビューなども掲載されています。2025/08/23
かみーゆ
5
出て来たお店、全部美味しそうだったなあ。帯にある「料理の数だけ、つくってきた人たちの人生がある」という言葉通り、お店をやっている方の話から沖縄の歴史が伝わってくる素敵な一冊でした。医食同源の流れがあり、琉球王国の宮廷料理の流れがあり、アメリカの食文化があり。すべてが一体となった今の沖縄の食ってほんと豊穣だなあと思います。食べに行きたいなあ。。2021/12/25
spike
4
コロナのこともあったが、とにかくもう長いこと沖縄に行ってない。こういう美味しくて趣きのある店巡りに久しぶりにすごく行きたい。了解もお店の写真も、人の表情も素敵だ。逃避願望があるからなおのことココロ揺さぶられるんだろう。2022/06/15