内容説明
高校「歴史総合」教科書にも出てくる「ナクバ(大災厄)」。人々は「ふるさとからおいだされ、とおいところでくらすことになった」
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
鴨ミール
24
悲しい現実。鳥になりたい気持ちが理解できる。2025/06/08
ヒラP@ehon.gohon
6
【再読】大人のための絵本2025/06/03
くるり(なかむらくりこ)
3
「もしぼくが鳥だったら」。たとえこの願いがかない、壁の向こうに飛んでいけても、今はもうそこにこの子が暮らしていたたいせつな家はない。幾重もの意味でこの願いに胸をえぐられる。「家」は、思い出のなかでも、今を生きるうえでも、未来を描くうえでも、どれほど人の人生にとって大切なものか。この物語は、今のこの世界では「いつか」を信じる子どもの願いで終わるしかない。子どもたちのその思いは、希望でもあるけれど、辛い現実をあらためてつきつける。一緒に読んだ『ぼくのとってもふつうのおうち』とともに深く心に刻まれた作品。2025/07/27
たくさん
2
政治的な状況は私にはわからないし、パレスチナの人はガザを追い出されて土地を奪われたのも事実なんだろう。こうやって不満があるということはもっといい落としどころや処理ができたという想像はとても残る。どっちが正しいかは極東に住んでいると実感がないのでよくわからない。もっとみんなが納得できた落としどころがあったはずだろうな。正義とは怖いもの。ただ、このはなしの鳥の意味が少し薄い気がした。 2025/04/26
天茶
0
★★★★☆2025/08/08