出版社内容情報
【目次】
内容説明
「本をひらけばまたそこに私を動かす言葉がある」本が呼び起こす記憶と、続いていく日々を巡る28の物語。本に真っ向から真摯に向き合い、長年に渡り本にまつわる文章を綴ってきたコトゴトブックス・木村綾子。様々な媒体に掲載された随筆から選りすぐった24編を改稿し再編集。さらに、本書のために書き下ろした新作4編を加えた全28編を収録。装画は人気絵本作家・酒井駒子による描き下ろし。本を読むことでしか得ることできなかった自身の経験を赤裸々に正直に描きながら、本の魅力を再発見させてくれる文章の数々は、読書離れが叫ばれる現代にこそ必要とされるものである。本をひらけばいつだって、あのときの記憶が蘇ってくる。一度でも本に救われた経験のある全ての人におくる、暮らしと本を巡る物語。
目次
文字と繋がる
言葉で残すということ
月の子
神様の化身
甘やかな秘密
空にかさぶた
まなざしの先に
もう来ない迎え
檸檬爆弾
下北沢、ティッシュのナポリタン
東京
女、ふたり、東京の場合
ナニーシェ!
にぎやかな孤独
ここで生まれる
小酌事始め
十七音の世界
好きなことが、そうでなくなったときに
私の家、私の家族
スープに見た夢〔ほか〕
著者等紹介
木村綾子[キムラアヤコ]
1980年静岡県生まれ。大学進学を機に上京。在学中、読者モデルやタレントとして活動しながら評論、エッセイなどの文筆業も始める。2009年『今さら入門 太宰治』で作家デビュー。下北沢の「本屋B&B」の立ち上げから関わり、多数の本にまつわる企画を手掛ける。2021年、オンラインで本を売る「COTOGOTOBOOKS (コトゴトブックス)」をスタート。本と作家、読者を繋ぐ、さまざまなイベントを企画している。出版レーベルも立ち上げ、これまでに『西村賢太追悼文集』、町田康『くるぶし』を刊行(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。




