内容説明
“私にとって食べることは、生きることだ”永遠に輝き続けるおいしい味の記憶を綴った69の物語。地元パンブームを生み出した人気書『日本全国 地元パン』の著者・甲斐みのりが書籍・新聞等に寄稿した〈食〉にまつわる膨大な随筆から厳選し、大幅加筆して再構成。新たに約3万字64ページの文章を加え、待望の文庫版で発売。天国の父に捧げた新章『銀座で夕方四時』は涙なしでは読めない名文。食をテーマにしながらも、新章が加わったことで向田邦子の名作『父への詫び状』の甲斐みのり版とも言える、父そして家族への愛に満ちた名随筆集が誕生した。
目次
おやつの記憶(記憶の中のジャムパン;そよ風のゼリー ほか)
たべるたのしみ(チャイ;おいしいものノート ほか)
おいしい予感(静岡を味わう;三河屋のはんぺんフライ ほか)
旅のかけら(最も憧れた東京の街;新年の風物・チンコロ市へ ほか)
甘い架け橋(美穂子さんのこと;最初の手紙 ほか)
銀座で夕方四時(食は経験;歌舞伎座の俳句 ほか)
著者等紹介
甲斐みのり[カイミノリ]
文筆家。1976年静岡県生まれ。大阪芸術大学卒業後、数年を京都で過ごし、現在は東京にて活動。旅、散歩、お菓子、手みやげ、クラシックホテルや建築などを主な題材に、書籍や雑誌に執筆。著書は『旅のたのしみ』『朝おやつ』(ミルブックス)『愛しの純喫茶』(オレンジページ)『日本全国 地元パン』『歩いて、食べる 京都のおいしい名建築さんぽ』(エクスナレッジ)など約50冊。『歩いて、食べる 東京のおいしい名建築さんぽ』(エクスナレッジ)はドラマ「名建築で昼食を」(テレビ大阪)の原案に起用された(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
-
- 和書
- 社会性と人格の発達心理学