内容説明
命の果てまで彷徨う〈脚のない鳥〉は、香港の映画スターか、慶州の老園芸学者か、それとも自分なのか。
著者等紹介
姜石景[カンソッキョン]
1951年大邱生まれ。梨花女子大学美術学部彫塑科卒業。1974年、『文学思想』誌に短編「根」と「オープン・ゲーム」が掲載され文壇デビュー。今日の作家賞、緑園文学賞、二十一世紀文学賞、東里文学賞、韓戊淑文学賞などを受賞
松渕優子[マツブチユウコ]
秋田県秋田市生まれ。早稲田大学大学院日本語教育研究科修士課程修了。日本・韓国・中国で日本語教育に携わり、語学教材の編集、語学試験関連の研究職を経て、現在は翻訳業に従事。韓国文学翻訳院翻訳アカデミーアトリエ16期生。2018年第17回韓国文学翻訳新人賞受賞。第8回「日本語で読みたい韓国の本 翻訳コンクール」にて「脚のない鳥」で最優秀賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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チェアー
3
寂しさを感じる。だれとも心の深いところで共振できない。日々はやり過ごせても、それは本当のあり方でないことが分かっている。脚のない鳥のように自分も飛んでいるのだろうか。着地する日はあるのだろうか。 2026/03/10
momo
0
図書館司書として働く主人公。蔵書を引き取るため老園芸学者の住まいを訪れ、そこで見た庭の百日紅や木蓮の描写がとても素敵だった。"巨大な雪の華が空に溢れていた"。なんて綺麗な表現だろう。人は有限の時間を生きていて、本やCDなど物への執着を捨て去ろうとしている主人公は、とても刹那的だなと感じました。それを静かに切り取った物語で、少し寂しく切ない読後感。ウォン・カーウァイの欲望の翼、ちゃんと観たくなりました。2026/03/08




