感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
二人娘の父
7
韓国映画ガイドなのかと思いつつ読み始めると、著者が韓国映画にたずさわる生活のなかで感じていることを綴ったエッセイ集という趣きだ。韓国映画の紹介文などで、チラホラとお名前を目にしていたが、個人的にはその経歴に注目した。なんといっても元朝日新聞記者(文化関係がメイン)。約10年の記者生活を経て、現在は韓国に在住しながらの発信を続けているとのこと。本書も「中央日報」紙での連載が基になっているという。日韓の比較文化論はいくつか読んでいるが、新しい情報も多く楽しめた。著者のHPがとてもオシャレで好きなやつだった。2025/01/08
ちひ
1
日韓の違いを楽しむ人でありたい、という言葉、すてきでした。 知らないことを知れてとてもおもしろく、そして実際に韓国、特に地方にも出かけて自分の目で見てみたいと思いました。2025/06/15
yunyon
1
知らない映画もたくさんあったし、知ってるものもあって面白かった。今ネットフリックスで松重さんとソン・シギョンさんがやってる「隣のグルメイト」が面白くて、そんな風に日本の食と韓国の食が文化として、繋がって盛り上がるのは本当にうれしい。どんな国だろうが嫌な奴は嫌な奴だし、良い人は良い人で、主語が大きすぎると見えなくなってしまうものがたくさんある。自分の周りを大切にして、知り合った人に誠実にすることが国同士の政治に惑わされないことなんだと思う。2025/03/26
チバ
1
著者名が疎遠になってしまった知人と同姓同名だったのでもしや?と思い手に取った。が、全然違う方だった。一つ目のお話が私にとっては一番印象的だった。セウォル号。話を読むだけで悲しみが伝わってきてとても辛い気持ちになった。その映画も見てみようと思った。何気なく韓国に興味を持ちその気持ちをずっと維持されていたことに敬服する。勉強し続ける人生。素敵だなと思った。日韓の関係が悪かった時、私も関連の本をよく読んだ。今はその事が話題にならない日々になった事が嬉しい。自分とは違う国民性の隣人と面白がりながら過ごしていきたい2024/12/04
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