感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かおりんご
27
韓国語。思ったよりも内容が濃い。ハングルを考えた世宗王がすごいと、ただただ思った。2024/01/23
鯖
22
世界で唯一誰がいつ作ったかが明らかな科学的生成文字ハングル。アラビア文字もそうなんだけど、私には記号にしか見えなくていっつもウーン難しそうってなっちゃうんだけど、基本字母と拡張字母あわせても40字で50分もあれば自分の名前くらいは書けるようになるとのこと。日本のひらがなもそうだけど、偉大なるちうごくの影響下でどのような文字を使い、どのように漢字と関わるかというのはそのまんま国としてのアイデンティティだったんだよなあってのはわかる。2023/01/09
マツユキ
15
世宗の絵本を読んで、もっと知りたくなって。現代の学生がタイムスリップして、世宗にインタビューという形になっていて、気楽に読めますが、文字の成り立ちなど、ある程度、韓国語を聴いてからの方が分かりやすいかも。今後の楽しみにとっておくとして、何故新しい文字を作ろうとしたのか、完成してからの反対、広め方など、面白く読みました。世宗は、多才な人だったし、偉大な王様だったんだな。尊敬。2024/01/02
すみっちょ
9
表紙の感じから受ける印象よりもずっと盛りだくさんの内容でした。筆者の方の世宗への尊敬と誇りがとても伝わってきます。この本が韓国語そのものの勉強になるわけではないのですが、ハングルの歴史を知ることができる良い本です。2022/11/24
カイエ
7
世宗王は王としても学者としてもすごい人だったのだな。上流階級の特権として独占されがちな文字の読み書きを庶民にも広めるため、覚えやすい文字を一から創製するなんて。自国の文字なんか持ったら中国を怒らせてしまうのではという官僚の心配もわかる。すべてが上手く行き、世宗の努力が実を結んで良かった。世宗時代を舞台としたミステリ(『景福宮の秘密コード』)があるそうなので、そちらも読んでみようと思います。2023/03/12