内容説明
夜ごと「私」はキックボードで走る。不意の転倒で路上に身を横たえ古希近い人生を想う。
著者等紹介
ユンソンヒ[ユンソンヒ]
尹晟僖。1973年京畿道水原生まれ。1999年東亜日報の新春文芸に短編小説「レゴで作った家」が当選し、作家デビュー。2019年に「ある夜」で金承〓文学賞を受賞したほか現代文学賞、今年の芸術賞文学部門優秀賞、黄順元文学賞、韓国日報文学賞など数々の文学賞を受賞
金憲子[キムホンジャ]
1982年大阪生まれ。大阪市立大学文学部哲学歴史学科卒業。韓国系企業と日本企業で勤めたのち字幕翻訳に携わる。渡韓して梨花女子大学通訳翻訳大学院韓日通訳科を修了。フリーランスを経て現在は企業の社内通訳翻訳者として勤務。第4回「日本語で読みたい韓国の本翻訳コンクール」にて「ある夜」で最優秀賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
かもめ通信
16
うまいなあ、と思わずうなる。でも、それだけじゃない。 キックボードに乗って人気の無い夜の道を思い切り蹴って進んでみたら、胸に溜まったあれこれが少しは晴れたりするかしら?もしも地面に倒れ込んだのが彼女ではなく私だったなら、思い浮かべるのはどんなことかしら?思わず目を閉じて考えずにはいられないような、読み手の心に問いかけてくるものがそこにある。2022/10/25
momo
0
盗んだキックボードで夜な夜な走る主人公。ある日転倒してしまい、これまでの人生を振り返るお話。昔と変わってしまった夫や縁を切った実母との関係、巣立った娘との淡い想い出など、良かった時代も、影を落とした出来事にも触れている。青年とのやり取りと、最後の終わり方がとても良かったです。2026/03/14
ほし
0
短いなあ。だからこそ、読んで損なし、というかかなり良い。2022/01/30
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