韓国文学ショートショートきむふなセレクション<br> うさぎと潜水艦

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韓国文学ショートショートきむふなセレクション
うさぎと潜水艦

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  • サイズ B6変判/ページ数 76p/高さ 17cm
  • 商品コード 9784910214108
  • NDC分類 929.13
  • Cコード C0097

内容説明

軍事政権下のソウル。軽犯罪者の護送バスは悲哀と憤怒を乗せて市内を周回する。その行き着く先は?

著者等紹介

朴範信[パクボムシン]
1946年、忠清南道論山生まれ。1973年の中央日報新春文芸に「夏の残骸」が入選して文壇に登壇。同じ年の新春文芸に応募していた本作「うさぎと潜水艦」も1978年に出版された。1981年に長編「冬の河の西風」が大韓民国文学賞新人部門に選ばれ大衆的な人気を博したが、1993年絶筆を宣言する。1996年に3年間の沈黙を破り中編小説「白い牛が引く荷車」を発表して以降は次々と新作を発表し、萬海文学賞、韓戊淑文学賞、大山文学賞などを受賞している

齋藤日奈[サイトウヒナ]
1968年生まれ。埼玉大学教養学部卒業。日・韓両国で日本語教師を務めたのち、2008年以降数々の韓国ドラマの字幕翻訳に携わる。第3回「日本語で読みたい韓国の本翻訳コンクール」にて「うさぎと潜水艦」で最優秀賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

GO-FEET

5
「本作「うさぎと潜水艦」は軍事政権下のソウルで、軽犯罪で捕まった「私」を語り手に、即決裁判に連行されるバスの中での出来事を描いている。一九六三年から足掛け十七年間にも及んだ朴正煕の独裁政権が、国民の生活に様々な抑圧を加えていた社会の一断面である。(中略)経済的な発展のために民衆の自由を抑圧したいわゆる「開発独裁」のさなかに書かれた本作には、独裁政権への痛烈な批判が込められている。半世紀を経て読むと、韓国現代史に触れるとともに、そこに垣間見える人々の暮らしも興味深い。」(訳者解説)2020/11/11

なか

0
「潜水艦の話を知っていますか? 昔、潜水艦ではどうやって艦内の酸素濃度を見極めていたか……」/「うさぎを乗せたんだそうです。そしてうさぎの呼吸に異常がみられるようになってから六時間をタイムリミットにしたんです。言い換えるとうさぎが喘ぎ始めて六時間後には、みんな窒息して死ぬってことです。その最後の六時間のうちになんの措置も取らなければおしまいってわけです。わかりますか?」/「フフッ、わからないだろうな。あんたは最後の六時間が完全に過ぎ去るまで何も気づかずにいる愚かな艦長だ」(p.028)2022/04/12

まうんとふじ

0
政治メタファー2022/02/08

endlessdiscover

0
1970年代軍事政権下のソウル。道路横断や道端での販売などの軽犯罪者を乗せた護送バスがグルグルとソウル市内を回っている。そのバスの中での出来事。短い話で日本語で読んだ後、YouTubeで朗読を聴きながら韓国語の部分を読んだ。日本語訳を読んでないとよく分からない。もっと勉強しないとと思った。韓国の歴史についても。2020/11/20

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