内容説明
金利政策と公益、通貨量と生産力。近代日銀歴代総裁きっての国際派。実際的かつ理論的なその著作選集。
目次
1 導入(貨弊経済上の認識整理(講演)
日本銀行の国債引受と財政経済(講演))
2 理論(金本位制離脱後の通貨政策(増補)(抄)
新訂 通貨調節論(抄))
3 経験(回顧七十年(抄)
日本銀行総裁退職の辞(講演))
著者等紹介
深井英五[フカイエイゴ]
1871‐1945。第13代日本銀行総裁。1891年同志社卒業後、国民新聞社、民友社、大蔵大臣松方正義の秘書官を経て、1901年日本銀行入行。検査局および営業局の調査役、秘書役、外事部主事、国債局長、営業局長等を経て、18年理事、28年副総裁、35年総裁となる。理事就任後は日銀金融政策遂行の中心人物となり金本位制から管理通貨制へと向かう金融政策を運営。高橋是清財政の公債政策(日銀引受による国債発行と消化政策)に協力。パリ講和会議、ワシントン軍備制限会議およびジェノヴァ経済会議に帝国政府全権委員の随員として、ロンドン国際経済会議に帝国政府全権委員の一人として参列。38年日銀退職。その後、貴族院議員、枢密顧問官(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
-
- 電子書籍
- 絶代武神~伝説の始まり~【タテヨミ】第…
-
- 和書
- 薬学生のための分析化学