内容説明
「噛む(咬む)」「引っかく」といった猫から人への攻撃は、猫と暮らす多くの方が直面しやすい代表的な困りごとの一つです。その行動には、さまざまな理由があり、愛猫の気持ちに寄り添って対応することが大切です。本書では、あらゆる攻撃のタイプについて、猫の心の内側をひも解きながら、飼い主さんができる具体的な対応や予防の工夫を解説します。監修は、犬猫の行動診療やストレスケアに携わる藤井仁美先生(獣医師、獣医行動診療科認定医、日本獣医動物行動学会副会長)です。
目次
序章 攻撃する猫の心と向き合うために(“矯正”では、攻撃をやめさせられない;「噛まれたら噛み返す」は恐怖を与えてしまう ほか)
第1章 狩りの気分で噛む・引っかく(人の手足を「獲物」に見立てて飛びつく;手足にじゃれさせると成長後に大変な目に… ほか)
第2章 自分の身を守るために噛む・引っかく(不安や恐怖からやむをえず攻撃する;おびえた猫が送るサインを見逃さないで ほか)
第3章 自己主張をしたくて噛む・引っかく(猫は「思い通りにならない」状況に弱い;人が気にしない攻撃でも猫は「困っている」 ほか)
第4章 「え、なんで!?」な噛む・引っかく~複雑な猫ゴコロ編(気持ちよさそうになでられていたのに豹変してガブッ!;お風呂上がりのタイミングで攻撃してくる ほか)
著者等紹介
藤井仁美[フジイヒトミ]
獣医師/獣医行動診療科認定医/日本獣医動物行動学会副会長。日本での動物病院勤務を経て、シンガポール、イギリスに渡航。ロンドンの動物病院や動物保護施設で働きながらサウサンプトン大学大学院で動物行動学を専攻し、ペット行動カウンセラーの資格を取得。帰国後、獣医行動診療科認定医の資格を取得。現在はVe.C.(ベックジャパン)動物病院グループで行動診療科専科長として、犬猫の行動診療やストレスケアに携わる。犬や猫の心身の健康とともに、飼い主さんの幸せの推進も目指す(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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