内容説明
ナットくんとの甘い日々は、幸せに満ちているようでいて、ちらちらと不穏な棘が見え隠れしていた。ナットくんを深く知れば知るほど、愛せば愛すほどそれは避けて通れないと思い知らされる。だが、どれだけ困難だったとしても、ナットくんと一緒にいたいからこそタオフーはどうして自分が人間になったのか探し求めていくしかない。しかし、家の中の「物」たちが次々と眠っていっていることが発覚!タオフーは自分にも眠りの時が迫っているのではないかと焦り始める。そしてついに、ナットくんが隠してきた初恋の真相と、さらにそれが自分に繋がっていたとわかって!?奇跡に秘められた愛の真実とは―。奇跡の向こうに訪れた後日談番外編も収録。
著者等紹介
Prapt[PRAPT]
1986年バンコク生まれ。本名チャイラット・ピピットパッタナープラープ。タマサート大学商学・会計学部業務管理専攻を卒業。最初のサスペンス小説『狂騒の混沌』(2014年)が国内の多くの文学賞を受賞し、「タイのダン・ブラウン」とも称される。またサスペンス以外にも、さまざまなジャンルの小説を執筆する。メディアの注目度も高く、『狂騒の混沌』やラブ・コメディ『この運命は衰えない My Precious Bad Luck』は、ドラマ化もされている。『The Miracle of Teddy Bear』は、プラープにとって初めてのBL小説となる
福冨渉[フクトミショウ]
1986年東京都生まれ。タイ語翻訳・通訳者、タイ文学研究。青山学院大学地球社会共生学部、神田外語大学外国語学部で非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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