内容説明
第二歌集。
目次
1(真珠の粒は;生きの緒;紙ふうせん;命ひりひり;夜の花壷;抱擁のごとく;ナイフのごとく;赤と黒;ブイの行方;母の瞳;思ひの水脈が;人魚のごとく)
2(東日本大震災;プライドの薔薇;折り鶴;われの血の音;しやぼん玉;命のビザ;虚無の供物;アサガホ)
3(予感;フェルメール・ブルー;まばらなる赤;桜ばな舞ふ;二度目のダリア;吟行会;愛の形象;小國勝男氏を偲び;追憶の花;カオスのやうな)
4(慢性の硬膜下血腫;本質は迷路のごとし;タチアフヒ;水戸近代美術館(文藝連盟吟行)
ふたりの孤独
暗夜行路ゆく)
5(やさしかつたね、どんなときでも;七七忌;がらんどうなり;返らぬ歯車;明けぬ夜はない;波音きこゆ)
6(わが裡のデブリ;鰯雲;胸洞の崖;ウクライナ侵攻;国立競技場)
著者等紹介
谷垣惠美子[タニガキエミコ]
1941年5月20日、兵庫県尼崎市生まれ。現在、「短歌人」同人、「餐」同人、「むらさき」代表。日本歌人クラブ会員、茨城県歌人協会理事、茨城県詩人協会会員、茨城詩壇研究会会員、鹿嶋市文化協会理事。鹿嶋市文藝連盟事務局長を14年、2022年より鹿嶋市文藝連盟会長。茨城詩壇2007年前期賞、平成24年度全国NHK短歌大会特選。平成26年度NHK全国大会、近藤芳美賞15首入選(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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