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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
れみ
90
北斎の冨嶽三十六景に描かれた場所を旅することを想定して作品を紹介する本。富士山が描かれたシリーズとはいえ富士山がドーン!というものよりも富士山のある風景や人々の姿を描いたものが多いなあとあらためて気づかされた。武陽佃島とか相州七里浜は藍色が美しいのはもちろん画面構成が面白くて興味を惹かれる。あと、身近な実体験を伴った風景ということなら私の住んでる場所からいちばん近いところを描いた信州諏訪湖、それから以前訪れたことのある御坂峠と河口湖(最近読んだ太宰作品にも出てきた)が描かれた甲州三坂水面を挙げたい。2016/05/22
iku
8
太陽の地図帖シリーズ。北斎の富嶽三十六景がどこから描かれたのか、当時の情景や北斎自身の旅の記録などから、現在の風景をたどってみる試み。現在はすでに富士が見えず、想像するしかないところもあれば、往時を偲ぶ風景に出会える場所もあり、比べてみると北斎の構図の工夫など、画業のすばらしさが際立つ。巻末、作家の西加奈子による画狂北斎をたどるショートトリップも面白い。2014/01/19
まるちゃん
7
北斎の生涯について知りたくて、まずはこれから。どこの美術館だったかなあ、北斎の富嶽、見に行ったなあ。まあ、この程度です。私の教養は。2015/10/04
Gen Kato
2
北斎が好きで美術展には何度か足を運んでいるのだけれど、描かれた風景を旅することは考えなかった。まずは都内を歩いてみるのもよさそう。2018/05/24
sabanobu
2
全作品フルカラーで、現在の風景と地図も掲載されている。旅に出たくなります。2011/01/23