内容説明
季節の移ろいの中で、自然に身を委ね、存在と非在を往還。境界を時に越え、命を凝視する詩想の結実。
目次
1(蝉;訣れて二年;素秋の谷;〓の神;ひたぶるに;半円の虹;永遠の世界;五蘊皆空;命;十六夜の月)
2(炎;砂塵風土;冬の夜;十二階の窓;未来への確信;草津峠;冬日の彼方;レンズを磨く;浮世の外;ぽかりぽつかり)
3(言霊;来てみよ此処へ;言葉は無力;春の茎;青一線に;謐かな地球;次は誰を;落花のひかり;風にしたがふ;和而不同)
4(谷に鴬;あるがまま;きらりきらり;トランペット;流水の世界;有りて無し;アメ横;夏の朝;旅に来て;遠からず)
著者等紹介
砂田暁子[スナダアキコ]
昭和17年、旧満州東安省鶏寧県適道生まれ。学習院大学、東北大学大学院で美学、美術史を学ぶ。現在「水甕」同人、選者。現代歌人協会、柴舟会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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