内容説明
いま、生きている現実はミルフィーユだ。そのたくさんの層を開いてゆくカギをさがそう。メタファーの奥に立ち上がる、影とニュアンスに満ちた光景。人文学の風が運ぶ、これまでにない時空論、生死観。
目次
第1章 存在と時空
第2章 生命と文化の時空
第3章 人影の人工知能
第4章 生きとし生ける米
第5章 見えざる矛盾、新型ウイルス
第6章 自然、生きものの豊饒―龍と龍鱗
第7章 時空、名前、人生は一か多か
第8章 若水と新年
第9章 生なる死
第10章 新たなる時空
結序章 人知を超えるものの生なる死
著者等紹介
濱田陽[ハマダヨウ]
1968(戊申)年生まれ。文化学者。京都大学法学部卒、京都大学大学院人間・環境学研究科文化・地域環境学専攻で博士号を取得。マギル大学宗教学部客員研究員、国際日本文化研究センター講師等を歴任し、帝京大学文学部教授。国際日本文化研究センター共同研究員、法政大学国際日本学研究所客員所員等(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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