著者等紹介
ディーコン,アレクシス[ディーコン,アレクシス] [Deacon,Alexis]
ロンドンに住む絵本作家。2002年のデビュー作『スローロリス』はブルー・ピーター・ブック賞の候補になったほか、2015年には『タイム』誌によるオールタイム優秀絵本100冊の一冊に選出された。『ともだちになって』(徳間書店)はケイト・グリーナウェイ賞の候補になり、『ニューヨーク・タイムズ』紙のその年の優秀絵本にもえらばれた。『ぼくたちのいえはどこ?』(徳間書店)はヴィヴィアン・シュワルツが絵を担当、ロアルド・ダール・ファニー賞の候補になった
シュワルツ,ヴィヴィアン[シュワルツ,ヴィヴィアン] [Schwarz,Viviane]
ドイツに生まれ育ち、いまはロンドンに住む絵本作家、グラフィックノベル作家、ゲームデザイナー。絵本では『えほんのなかにねこがいるよ』(大日本絵画)がケイト・グリーナウェイ賞の候補に、グラフィックノベルでは『夢遊病者たち』が英国漫画賞の候補になったほか、『ぼくはむくどりのヘンリー』はリトル・レベルズ(反逆児)図書賞を受賞した
青山南[アオヤマミナミ]
東京に住む翻訳家、エッセイスト(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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anne@灯れ松明の火
25
遠い方の新着棚で。むくどりの体は指紋? お話も、なんだか不思議で、感想が書きにくく、他の方の感想を待って、月末まで放置していたが、増えず^^; 大人向けなのかなあ。2020/07/15
ヒラP@ehon.gohon
24
いつもの集団の中で生活していると、自分で考えることをしなくても困らないし、考えることをしなくなってしまうという警鐘でしょうか。 どちらにしても、そのために命の危険を犯したヘンリーは強烈な個性です。 結果オーライの内容ではあるけれど、冒険物語としてとらえるには、ちょっと理屈っぽ過ぎの展開でした。 それにしても、指紋を絵に使うなんて個性的ですね。 刺激的な絵本でした。2023/08/08
ねなにょ
19
「考える」ことに気付き、その大切さに目覚めたむくどりのヘンリーは、これまでと違う行動に出たことで、同じことの繰り返しばかりだった日常に変化が…。指紋だらけなのは、ちょっと好みではなかったけれど、哲学的で面白かった。2021/06/25
ヨシ
18
群れで暮らしているムクドリたちはいつも騒々しく、みんないつも一緒。だけど、ある時ヘンリーに、自分の考えが聞こえてきて…***指の指紋で描かれたムクドリは不思議でかわいく、大人の絵本としての魅力をひきたてる。内容は極めて哲学的で、賛否両論分かれそう。2021/05/10
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
16
「考える」ことに気づいたむくどりのヘンリー。自分は何者なのか、今はどういう状況なのか、その時考えていることは?、哲学の絵本ですね。ヘンリーたちむくどりの体が指紋なのが楽しい。2021/11/21