知の新書<br> 007ジェームズ・ボンド論〈PART1〉ダニエル・クレイグ映画の精神分析と経済と哲学

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007ジェームズ・ボンド論〈PART1〉ダニエル・クレイグ映画の精神分析と経済と哲学

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  • サイズ B40判/ページ数 192p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784910131221
  • NDC分類 778.233
  • Cコード C1210

内容説明

世界の誰もが知る007/ジェームズ・ボンド。ボンドを演じた六人のスターの中で、ダニエル・クレイグのボンド世界では、以前と違うまったく新しい世界が5連作で作られた。「ボンド=007」の誕生から死までの緻密にして華麗な娯楽映画であり、孤児だった闇を実存的にかかえる孤独なボンド世界であり、ヴェスパーなる女性を本気で愛し続けているボンドであり、命からがらのぼろぼろに汚れた傷だらけの闘いをなす。その魅力の世界には多くの知的構成の意味作用が横たわっている。冷戦構造の解体後、ブロスナン・ボンドにおいてから、ボンド映画が批判を受けてきた女性・人種・民族に関する差別的構成の克服がなされてきた。要人とはボンド自身の他者なる欲望の姿であり、スペクターという怪物犯罪組織の首領とボンドは兄弟である。そして悪人とは時代そのものの姿の現れである。

目次

007は永遠に?!
あらあらしくもビシッとかっこいい ダニエル・クレイグのボンド
ボンド映画の文法的パターン:物語公式
ボンドの敵=悪党は時代の表象
ボンドガールからボンド・ウーマンへ
ジェームス・ボンドとは何か?
ジェームズ・ボンドの元型:ショーン・コネリー
007シリーズのプロデューシング
まとめ ボンド世界の転移形成と物語展開における欲望構造

著者等紹介

山本てつし[ヤマモトテツシ]
映画理論研究者。西部劇、フィルムノワール、高倉健・藤純子の任侠映画をめぐって深い哲学・文化考察をなす。趣味と研究の戯れに世界水準で思考する理論者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

スプリント

10
ジェームズ・ボンド好きによるマニアックな評論です。 シリーズ好きなら楽しめます。 ネタバレ満載なので先入観がついてしまうので未視聴者はまずは作品を観てから読みましょう。 ところどころフォントやサイズが異なっているのがちょっと違和感。2022/01/30

ちゃーりー

7
新書ではあるが、大学における映画論テキストの体。小生が「SPY×FAMILY」のアーニャぐらいの年頃、ロジャー・ムーアの軽妙なジェームズ・ボンドを観て憧れました。本作は、6代目、ダニエル・クレイグによる、第21作から最終作までを中心に論ず。それにしても、「No Time To Die」の酷さには全くの同感。なにゆえ日本的である必要があったのか、なにゆえスペクター一味がわざわざ一堂に会するのか...。2022/07/25

ハヤカワショボ夫

1
NTTDを鑑賞し私的には感動冷めやらぬ中、劇場公開が終了してから早や2か月半が経過した。ソフトとして4K ULTRA HDブルーレイの発売決定後早々に予約し、首を長くして待っていたところ、数多くの007関連本の中で毛色の異なる本が出ていたため、興味あり読んでみた。著者は素性は隠しているが、読み進めるととある哲学者であることが分かる。NTTDだけは許せないらしく酷評されていたが、他の007作品についてはリスペクトを持ちつつ、哲学的な考察を行っており興味深く面白かった。だが校正が酷くて読みづらい。【家】★★★2022/02/13

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