内容説明
この100年の東京へのアジア系移民たちの物語をつむぐ巡礼型演劇作品「東京ヘテロトピア」(Port B)のために書かれた5篇にはじまり、北投、ピレウス、リガ、アブダビ、ヘルダーリンの小径へ。中篇「三十三歳のジョバンニ」、対話劇「ヘンリと昌益」を併録。著者初の小説集。
目次
1 ヘテロトピア・テクスト集(言葉の母が見ていた(ショヒド・ミナール、東京)
神田神保町の清燉獅子頭(漢陽楼、東京)
本の目がきみを見ている、きみを誘う。旅に(東洋文庫、東京)
小麦の道をたどって(シルクロード・タリム、東京)
川のように流れる祈りの声(東京ジャーミィ、東京) ほか)
2 もっと遠いよそ(野原、海辺の野原;そこに寝そべっていなかった猫たち;偽史;三十三歳のジョバンニ;ヘンリと昌益)
著者等紹介
管啓次郎[スガケイジロウ]
1958年生まれ。比較文学研究者、詩人。明治大学理工学部および同大学院(総合芸術系)教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
-
- 和書
- 幕末天誅斬奸録