目次
プロローグ(吉田憲)
第1章 ろう者と関わるソーシャルワーカーになりたい(盛上真美)(始まりはアメリカ留学;ろう者との関わり;途上国、できればブラジルへ;ブラジルライフ、スタート!;当事者支援の議論)
第2章 当事者の視点から問題を提起する(盛上真美)(Its Deaf Way!これがろう者のやり方だ!;TAMPOPO(たんぽぽ)プロジェクトが生まれた日
日本、そしてJICAにつながる)
第3章 ブラジルTAMPOPOプロジェクト(盛上真美)(プロジェクトスタート;日本から大物がやって来る)
第4章 当事者仲間への愛情と共感に支えられ(盛上真美)(進化する教材・伝え方;何をやろうにも現実は厳しく;AUDISMに立ち向かう;TAMPOPOマジック!)
第5章 JICAブラジル事務所との連携(プロジェクト成功の裏にあった大きなサポート(盛上真美)
青年海外協力隊初のろう者隊員 誕生秘話(吉田憲)
対外発信/社会とのコミュニケーション(吉田憲)
プロジェクトマネージャーとしての学び(盛上真美))
エピローグ
著者等紹介
盛上真美[モリガミマサミ]
千葉生まれ、東京育ち。ルーテル学院大学卒業後、アメリカに渡り障害者権利運動家・ジャスティン・淑子・ダート夫妻の元で修業。アメリカ・ギャローデット大学院卒業後は、世界銀行で、ジュディス・ヒューマン氏の秘書を務め、以来「障害と開発」に携わる。2005~2013年はブラジル北東部に住み、JICA草の根技術協力事業のプロジェクトマネージャーとしてDPI日本会議が実施した「非識字層の障害者を対象としたHIV/AIDS予防啓発事業(通称:TAMPOPOプロジェクト)」に従事。2013年より現職の障害者の地域生活を支援する全国自立生活センター協議会に勤務し、国際分野を担当。国際協力において障害の視点を考慮した障害の主流化と「インクルーシブ開発」の促進のため各種事業を立案・マネージメントしている
吉田憲[ヨシダサトシ]
長崎市出身。JICAコスタリカ所長、一般社団法人ラテンアメリカ協会理事。三井銀行(現:三井住友銀行)を経て、青年海外協力隊員としてドミニカ共和国では、貧困事業者層を対象としたミシンや鍋釜購入など、少額の貸付・経営支援、メキシコでは、初代隊員として案件形成・調整を行う。JICA入構後、ブラジル事務所で、セラード地帯の農業開発(PRODECER)、日系社会連携、交番システム導入、アマゾン環境協力など、社会格差是正、環境保全に取り組む。出向したJBIC(国際協力銀行)ではトルコ・東欧諸国での円借款、JETRO(日本貿易振興機構)では途上国の経済調査を担当した。JICA中南米部長、九州大学特任教授を歴任し、現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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