内容説明
人生の半分以上を、南米ペルーの選手指導や陸上競技の普及に捧げてきた。ソウルオリンピックでは、ペルーのナショナルコーチを務めた。教え子は数知れない。スポーツが得意だったとはいえ、無名の日本人ボランティアになぜそこまでやれたのか。著者の人生を決めたのは、2年間の青年海外協力隊体験であり、スポーツを通じて国際協力をしてみたいという、少年時代からの見果てぬ夢であった。
目次
第1章 青年海外協力隊
第2章 ペルーって、どんな国?
第3章 陸上競技の普及
第4章 国際大会への道のり
第5章 スポーツ専門家として(国際交流基金)
第6章 ソウルオリンピックへの挑戦
第7章 任期を終えて
著者等紹介
綿谷章[ワタヤアキラ]
1950年福井県金津町(現あわら市)生まれ。藤島高校卒業。74年金沢大学教育学部教育専攻科修了後、金沢経済大学保健体育教員として奉職。80年青年海外協力隊(ペルー・陸上競技)に休職措置参加。83年国際交流基金スポーツ専門家としてペルー体育・スポーツ庁に3年間派遣される。85年陸上競技ワールドカップ・キャンベラ大会にアメリカ大陸チームコーチとして参加。87年ペルー体育・スポーツ庁と個人契約締結、勤務。88年ソウルオリンピックにペルー陸上競技コーチとして参加。89年帰国。青年海外協力隊駒ケ根訓練所協力員を経て、90年活水女子大学国際交流課に勤務。2020年開発途上国の人材育成に多大な貢献をされたとして「JICA理事長賞」および教育行政において功労が特に顕著な教育委員長として「文部科学大臣賞」を受賞。元南米および世界陸上競技連盟公認インストラクター。現在、社会福祉法人小榊アスカ福祉会理事兼事務長、小榊児童クラブ所長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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