内容説明
千代鶴是秀や長谷川幸三郎、嶋村幸三郎、伊藤宗一郎、野村貞夫ら、鍛冶屋や鉋台屋、大工など、知る人ぞ知る名匠たち。超絶技巧を伝えるエピソードに内包された、近代職人の道徳や美意識、仁義、矜持を、異業種の奇才ふたりが語り尽くす。
目次
第1章(仕事道具に触るのは感覚が育ってから;道具鍛冶の名工・千代鶴是秀の修業始め;「お前が本で学んだことではない、お前の一言を言ってみよ」 ほか)
第2章(墨掛け荒掘り五分(鉋台屋・伊藤宗一郎)
理想的な鉋台
名人大工と名人鍛冶の職人仁義合戦 ほか)
第3章 (本当の名刀とは;職人の仁義;土田一郎、千代鶴是秀に出会う ほか)
追記対談 授業科目は、国語と歴史と体育だけ
著者等紹介
甲野善紀[コウノヨシノリ]
1949年、東京生まれ。20代はじめに「人間にとっての自然とは何か」を探究するために武の道へ。1978年、松聲館道場を設立。以来、日本古来の武術を伝書と技の両面から独自に研究し、2000年頃から、その成果がスポーツや音楽、介護、ロボット工学などの分野からも関心を持たれるようになり、海外からも指導を依頼されている。2007年から3年間、神戸女学院大学で客員教授も務めた。2009年、独立研究者の森田真生氏と「この日の学校」を開講。現在、夜間飛行からメールマガジン『風の先・風の跡』を発行している
土田昇[ツチダノボル]
1962年、東京生まれ。土田刃物店三代目店主。父・土田一郎氏より継承した千代鶴是秀作品を研究するとともに、木工手道具全般の目立て、研ぎ、すげ込みなどを行う。神戸に建つ竹中大工道具館の展示や研究にも協力。ものつくり大学技能工芸学部で非常勤講師を務めるかたわら、朝日カルチャーセンターをはじめとする、全国の手道具団体・木工具団体に講師として招聘されている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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才谷
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