内容説明
偉業を成す人は「歩く」にたどりつく。
目次
1 脳のこと 歩くとアイデアが降ってくる
2 身体のこと ホモ・セデンタリウス―座る人類
3 街のこと 都市化という人体実験
4 足のこと 二足歩行という人体の奇跡
5 靴のこと 履き物というテクノロジー
6 自然のこと 文明とともに失ったもの
著者等紹介
池田光史[イケダミツフミ]
経済ジャーナリスト。1983年鹿児島生まれ。東京大学経済学部卒業後、ダイヤモンド社入社。週刊ダイヤモンド編集部にて金融、日銀・財務省、自動車業界を担当。2016年よりNewsPicks編集部に参画。NewsPicks編集長、CXOを経て現在NewsPicks CMO(Chief Media Officer)。経済ジャーナリストとして地歩を固めたのち、取材で体験した登山をきっかけに「歩く」ことを探求し始める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
あすなろ
115
ウォーキングのみならず散歩という事、即ち歩くという事に本質的に興味が持てる本である。僕はこのウォーキング・散歩・ランニングが好きで最早癖とも言える域なのであるが、それでもなるほどという肯定感が促進される内容多数であった。後半は靴メーカーに捉われ過ぎな感も正直あったのだが、脳・身体・街・足・靴・自然と章立てされて論ぜられる内容はエッセイにも近い感じで良い。歩く・ウォーキング・散歩とは、心身に効いて薬要らずという僕の説を大いに後押ししてくれる内容なのであった。2025/05/05
ehirano1
94
「座り過ぎの害は運動してもチャラにはならない」に愕然としました。あわわわ!2025/05/23
MI
87
今年読んだ本の中で1番面白い。歩くを健康にいいという本だと思って読んだら期待違いだの前書きから始まる。偉人からみる歩くとは!?も参考になったが1番は自分が体験したことを仮説を立てて実証する。狩猟民族とはどんな暮らしかを裸足で野山を駆け回る体験は興味深かった。シューズを履くことで人間の足の機能を失っている。シューズメーカーアルトラの理念は感銘を受けた。自分の体験を通して、歩く、登山するそして幸福についてビジネス書、体験記にしても得るものが多い本。睡眠より座る時間が多い現代人。もっと歩きたくなる。2025/09/27
J D
79
評判も良くて、興味のある分野だったので読んで見た。うーん、微妙。言ってることは分かるし、納得なんだが、なんだろう、期待しすぎたのかもしれない。まあ、次行ってみよう!!2025/09/27
たかこ
61
これは歩き方ガイドではなくて、幸福論。歩くことのメカニズムや理由の歴史、靴の歴史など、「歩く」を徹底的に分析している。何より筆者の探求心からの疑問解決アプローチが、素晴らしい。論文からエビデンスを探し、自ら実践をして体感したりとなかなかに誠実。疑問の解決方法としても手法も勉強になった。偉人たちは歩きながらアイデアを出していた。アルトラのパーパス「自分自身と周囲の世界をより深く知るために、動こう」。毎日1万歩ぐらいあるくので、アルトラの靴が欲しくなった。靴を変えたら世界が変わるかな。2025/10/06
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- 和書
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