内容説明
「ストーリーテリング」×「データドリブン」ビジネスのルールを書き換える2つの潮流をかけ合わせた急成長ビジネスモデルの全貌とその立ち上げ方。
目次
1章 D2Cが生んだパラダイムシフト
2章 「機能」ではなく「世界観」を売る
3章 「他人」ではなく「友人」に売る
4章 D2Cの戦略論
5章 D2Cを立ち上げる(スタートアップ・大手ブランド・大手小売)
6章 D2Cの先にあるもの
著者等紹介
佐々木康裕[ササキヤスヒロ]
Takramディレクター/ビジネスデザイナー。クリエイティヴとビジネスを越境するビジネスデザイナー。D2C含むリテール、家電、自動車、食品、医療など幅広い業界でコンサルティングプロジェクトを手がける。デザイン思考のみならず、認知心理学や、システム思考を組み合わせた領域横断的なアプローチを展開し、エクスペリエンス起点のクリエイティヴ戦略、事業コンセプト立案を得意とする。ヴェンチャーキャピタルMiraiseの投資家メンター、グロービス経営大学院の客員講師(デザイン経営)も務める。2019年3月、ビジネス×カルチャーのメディア「Lobsterr」をローンチ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ミライ
29
DtoC(Direct-to-Consumer)についてTakramディレクターの佐々木康裕さんが解説した一冊。DtoCについて知りたければこの一冊で事足りるくらいのレベルで、余すことなく語られる。これまでの物を売る手法である「広告を買ってプロモーションする」「中間業者を通して商品を売る」といったロジックをひっくり返し、「ストーリーテリング」と「データドリブン」を掛け合わせたモデルであるDtoCは、どの業界でも確実に伸びると思われるので、そのビジネスモデルを理解しておいて損はないと思う。2020/02/01
R
27
アメリカでにわかに注目を集めているD2Cという、新しい業態についての解説をした本でした。技術革新によって、小メーカーが顧客と密接な関係を作り、ダイレクトに販売を行うことができるようになったことを発端にして、新しい消費形態が生まれているというお話。商品を与えられて喜ぶということではなく、商品を買い使い所有している、その一連の経過に価値を見出す世の中になっていると感じた。昔からそうだったのかもしれないと思うと、この商業形態は正しいのかもしれないなんて思った2020/10/24
Hiroo Shimoda
9
デジタル以上にストーリー/世界観の構築が日系企業には難題か。もちろん各社とも創業理念のような価値観はあるが、顧客と共有する、共に歩むストーリーにはなってないんだよな。2020/08/11
sho watabe
7
この本がテーマとしているのはD2C(Direct to Consumer)と呼ばれる新しい業態。 2019年7月現在、D2Cのユニコーン企業が7社も登場している。 D2Cの特徴をまとめると次の3点。 ①デジタル技術を駆使した販売、広告戦略で顧客と直接コミュニケーションを取る ②世界観を重要なポイントとし、「コト付きのモノ」へと言う新たな流れを作っている ③自身をメディア化し、顧客と長期的な関係を築く 最後に著者の佐々木康裕さんは全業界、全企業はD2C化していくとまとめている。2020/01/26
たけしー
6
企業ブランディングがわかりやすく書かれている。顧客は、製品そのものではなく、意味レベルでの価値を重視するようになってきている。企業は顧客との接点を重要視し、顧客をエバンジェリストにすることでポジションを確立できる。ロイヤルカスタマーが発信する情報を知り、新たな顧客も獲得。2020/06/20
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