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性春デイズ―男子高校生の性の心理戦

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  • サイズ 文庫判/ページ数 224p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784910040172
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

私立花ノ宮学園は、古くからある由緒正しい全寮制の男子高校。そんなむさ苦しい空間の中で、俺達腐れ縁の五人組は日々生活をしている。そして、男子高校生の心理戦は―いつも突然始まる。「なあ、この中だと、誰が一番デカいと思う?」雄の象徴。そのサイズや形状は思春期男子にとっては極めて重要な問題であり、時として人間関係を壊す爆弾にもなり得るのである。―これはいかに自分の手札を隠したまま相手の手札を暴くかという、思春期ピュア男子の心理戦(という名の日常)を描いた物語である。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

椎名

12
男子高校生の性の心理戦というタイトルそのままの内容で、端から見るとあまりにもくだらないのだが男子高校性たちにとっては死活問題になる絶妙な真剣さが滅茶苦茶に面白かった。声だして笑ってしまった。のんびり男子高校ライフといったゆるほも的な作品では一切なく、実感を伴う張り詰めた性春デイズでしかない。是非とも続きを期待したい。2019/12/07

真白優樹

12
とある由緒正しき男子校の寮で、腐れ縁の五人の少年が下らない事や下ネタで笑い合う物語。―――下らなくてオチもない、けれどこれが俺達の青春。 チンもとい性器の大きさを探り合ったり友の性的嗜好を探ったり、歴史の中のエロを語ったり。意味もない話で盛り上がる、そんな思春期特有の性に全力を振り切った物語であり、かつて通ったかもしれない空気を感じられ、少し郷愁を覚えるかもしれぬ、思春期男子達の他愛もない日常を読みたい読者様にはお勧めの物語である。願わくばもう少し、この日常を拝みたい。 期待を込め次巻も楽しみである。2019/12/06

かっぱ

10
男子高校生の性春生活を描いた物語。女性読者を想定していないかのような男子高校生ならあるあるな下ネタのオンパレードで繰り広げられる本作はゲラゲラ笑いながら読める良い作品だ。チラリと姿を見せた重い過去などどこ吹く風で、お下品なギャグが終始かまされるので下ネタがダメな人はついていけないけれど、このバカで単純なノリは男子高校生のそれだ。出し惜しみせずにど直球な下ネタをぶち込んで、それがまた一冊の本として絶妙なボリュームで提供されたことに今は敬礼したい気持ちでいっぱいだ2019/12/19

ツバサ

10
ほぼ、男子の性事情を話すだけで小説の体裁を保ってるのは攻めすぎて怖い。よく出版出来たな。たまに重たい背景をちらつかせといて、ふざけまくる男子高校生の性春。嫌な人は嫌だろうな。2019/12/08

alleine05

7
あらすじ通りの内容といえばその通りなんだけど「ち○こ」とか「おち○ち○」とか「オ○ニー」という単語がやたらと出てきて(実際にはこんなふうに伏字にはなってなくてそのまま書かれている)思った以上に下ネタに全振りでびっくりだった。気軽に笑って楽しめたし、200ページちょっととボリュームが少なめなのもこの内容で300ページぐらいあるとさすがにつらそうだし、くどさが無くて良かったのだけど、5人の出自に関わるちょっといい話風味の設定はいらなかったかな。最初から最後まで笑えるバカ話だけで通してほしかった。2019/12/16

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