内容説明
令和元年―かつて「3発目の新型爆弾」投下で壊滅した平行世界“東京”は奇蹟の復興を遂げ、凶悪な魔人たちも存在ごと忘却されたが、“メトロポリス探偵社”の若き社長代行・矢ノ浦光鶴は、今日も持病の胃痛に耐えていた。「今回は災難だったねっ☆」自称“最凶最悪の魔女”の押しかけ部下・九葉祀が招き込む災厄は、ちぐはぐな長身少女・鵙の奇妙な依頼、復活した国際ギャング団“赤毛の魔女”の犯罪…そして、王子様と魔女のラブコメ!?幻のオカルトパンク伝奇探偵活劇『空想東京百景』、シリーズ最新作にして“完結篇”開幕!
著者等紹介
ゆずはらとしゆき[ユズハラトシユキ]
漫画原作者やゲームシナリオライターの傍ら、2000年に小説デビュー。作家活動以外にも“パノラマ観光公社”名義で企画者/編集者としても活動中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Y.C.STUPID
2
カズレーザーとか平成~令和な固有名詞もりだくさんの闇鍋ラノベ。作中で語られる「暗めのラノベ」についての言及が、ゼロ年代初期くらいのラノベを愛した者たちへ突き刺さる! 楽しゅうございましたが間違いなく人を選ぶ。2020/03/12
itsumiKshi
1
一番分かりやすい空想東京百景。今までと違って、ちゃんと謎解きあり。これだけ昔のキャラが出てきてるのだから、てっきり蓬莱が欠片でも出てくるかと思いきや、全くなし。下ネタが寒いが、ゼロ年代の陰鬱ラノベサブカルへの葬送にもなってて感慨深い。2022/06/25