内容説明
「戦争ができる国づくり」が進むことに危機感を抱いて綴られた最後の戦争体験記。小学1年で満州に渡り、14歳で敗戦。「忠君愛国」教育、戦争の悲惨と残酷、旧植民地での難民生活、そして福岡引き揚げ後の苦難体験までをつぶさに記す。
目次
第1部 私の戦中・戦後(小学校入学前;「教育勅語」;「忠君愛国」;爆撃を受ける;国共内戦;戦争難民;引き揚げてから;生きるために;中学校教師になるまで)
第2部 戦後七十六年を考える(戦後七十六年とは;満州での戦中体験;満州での戦後体験;戦争で命と暮らしは守れない;戦争は地獄;いじめと忖度;監視と統制;権力のおごり;嘘と罪;戦争する国づくりの阻止)